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害獣駆除業者に聞いた「ねずみが多発する飲食店の見分け方」。ねずみが触れた食材で食中毒のような症状になった事例も

ねずみの出現リスクが高まる条件とは?

•建物が古い •店が地下にある •窓から隙間風が吹いている •厨房のゴミ箱に蓋がない •調理場の床に食べ物のクズが散乱 •厨房が広い •油っこい料理を提供 「古い建物=不衛生」というわけではないが、構造上ねずみが入りこみやすい。また、窓を閉めても隙間風が吹くような建物は隙間が多いとされている。

子猫サイズの巨体も! 人間を脅かすねずみの生態

 前出の駆除美氏は、ねずみの生態について次のように語る。 「ねずみの恐ろしいところはその繁殖力です。親兄弟関係なく交尾でき、年3回妊娠。一度に6〜12匹もの子ねずみを出産する個体も存在します。さらにコロナ禍でねずみの増殖は加速してました。当時休業していた飲食店は、人の気配はなくともエサは豊富にあるという、ねずみが繁殖するには抜群の環境だったのです。体感ですが、ねずみの数は新宿・渋谷などの繁華街が圧倒的に多いですね」  さらに、ねずみはここ5年で驚くべき変化を遂げているという。 「最近のねずみは人に慣れてしまったせいか、遭遇してもまったく怯えず、むしろ威嚇してくる個体もいます。私が出た駆除の現場では、子猫サイズの巨大ねずみが突進してきたこともありました」  そんなねずみに飲食店内で遭遇したら……果たして冷静でいられるだろうか。

ねずみの部位別・身体特徴

頭………人間の1〜2歳程度の頭脳を持つ。「基本的には自ら熱々の味噌汁には入らない」 鼻………目が悪く色の識別も苦手だが鼻は犬なみに利く。餌の匂いを嗅ぎつけ店内に侵入 口………害虫、石鹸、共食いと生きるためになんでも食べる。当然その歯も菌まみれ お腹……雌のねずみは1年で3回以上妊娠し、一度に6〜12匹生む驚異の繁殖力 皮膚……体の表面にノミやダニを数万匹飼っている。人が触れると感染症の原因に害獣BUZZ】 ねずみのほか、さまざまな害獣・害虫に対応する駆除業者 【東京マウス】 ねずみ専門駆除業者。従業員の駆除美ちゃんのYouTubeチャンネルも注目 取材・文/週刊SPA!編集部 写真提供/害獣BUZZ 東京マウス
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