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電車で「席が空いているのに、わざわざ目の前に立つ男性」に恐怖。声をかけても無視されて…

混雑していないのに目の前に立つ男性

電車内のぼかし風景 戸川佑樹さん(仮名・40代)が電車に乗っていると、スーツを着た男性が乗り込んできた。 「彼は一見“普通”のサラリーマンでしたが、違和感がありました。なぜかその場にいる全員に圧をかけているような態度だったんです」  電車は混雑しておらず、空席も目立っていた。それでも男性は、戸川さんの前に立った。 「私は足元にカバンを置いていたものの、足を広げているわけではありませんでした。なぜ、わざわざ私の前に立つのか理解できなかったし、恐怖さえ感じました」  そして、戸川さんがもっともイラっとした瞬間が訪れた。 「男性が足元に置いてあった私のカバンを蹴飛ばしたんです。カバンが私の足元に勢いよくぶつかって、驚きとともに腹が立ちました」  男性は、「すみません」とだけ言い、反省をしている様子は一切見られなかったという。我慢できなかった戸川さんは、男性に声をかける決心をした。

注意をしても知らんぷり

「あの、カバンを蹴らないでください」  男性はチラッと戸川さんを見たあと、目をそらしてスマートフォンをいじり始めたのだとか。  戸川さんは、腹の底から湧き上がる怒りを抑えられず、普段は口にしないような言葉を発していたという。 「あなた、周りが見えていませんよ。迷惑です」  男性はその言葉に少しだけ顔をしかめ、冷たく「すみませんね」と言っただけだった。再びなにもなかったかのように戸川さんの前に立ち続けた。周りの空気は重くなっていた。 「男性がなぜ私の前にいたのかは結局わかりません。男性が電車を降りた瞬間、私には不快感が残り、一日を台無しにされたような気分でした」  電車では個人のマナーが大いに問われる。だが、不快に感じても声をあげにくい空気があるのは事実だ。自分の何気ない行動が周囲の迷惑になっていないか、あらためて意識する必要があるだろう。 <取材・文/chimi86>
2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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