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東大生100人が語る「勉強は楽しかった」の真相。受験のストレスを達成感に変える3つの秘訣

勉強が楽しくなる3つの条件

勉強が楽しくなる条件 私自身は、最初勉強が嫌いでしたが、「各教科担当の先生たちが口を揃えて『楽しい』と言い切るようなものが、楽しくないわけがない。楽しくないのではなく、楽しめない自分が悪いのだ」と捉えなおして、どうすれば楽しくなるかを考えていました。  その結果、「この英語の構文はこうやって読み解くのか!」や「数学の問題は一面的ではないのか!」といった新しい発見を重ね、徐々に勉強が楽しくなっていきました。  最初から「これはダメ」と決めつけず、「自分が楽しみ方を発見できていないだけかも」と考えながら取り組む姿勢がお勧めです。  つまり、これらから勉強が楽しくなる条件がいくつか見出されます。 ・達成可能な目標を設けて、高頻度でゴールを設定する。 ・目標が同じ友人を作り、コミュニケーションツールとして勉強を用いる。 ・勉強内容に意識的に興味を持つようにする。  これら3つの条件を満たせば満たすほど、勉強は面白くなっていく傾向が強まるようになるでしょう。  勉強がつらくて仕方がない人は、志を同じくする友人を作るとか、定期的に模試を受験するとか、予想問題を解くとか、そういった工夫によって、勉強が楽しくなってくるかもしれません。

ニコニコ笑いながら結果を出せるはず

 私は常々「人生の中につらく苦しい期間があって当然」とはおかしい考え方だと思ってきました。  一生を通じてハッピーに楽しく暮らしてもいいはずですし、努力だって歯を食いしばり、涙を流しながらやる必要もない。ニコニコ笑いながら、楽しく結果を出してもいいのではないでしょうか。  むしろ、東大生たちが結果を出せたのは、受験という「苦行」を、苦行と思わず、楽しみながら駆け抜けたからでは。  同じ道のりを行くとして、苦しみながら進むものと、楽しみながら進むものでは、どう考えても後者の足取りのほうが軽いでしょう。  楽しむことが結果につながり、結果が出るからさらに楽しさが増す。この正のループを実現するためには、「無理にでも楽しむ」か「結果を出す」のどちらかから始める必要があります。  結果がなかなか出ないなら、まず好きになる努力をしてみてはいかがでしょうか。
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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