更新日:2025年05月27日 18:19
恋愛・結婚

「負けっぱなしじゃないですか」突如、子どもと引き離された40代男性の悲痛。親権は妻、養育費も支払い“月1回の面会”も断固拒否され

突然、妻が子どもを連れて実家に…

今回の相談者・右田健太(仮名、42歳)さんも思わぬ形で子どもと別居状態になり、一刻も早く会いたいと願う一人です。健太さんは妻との間に二人の子どもを授かり、一見すると幸せな結婚生活を送っていたのですが……。 ある日突然、妻が9歳の息子さん、6歳の娘さんを連れて実家に戻ったのです。知らない間に引越しは完了。住民票は転出、小学校は転校され、途方に暮れてしまったのです。 筆者は行政書士、ファイナンシャルプランナーとして夫婦の悩み相談にのっていますが、もし、健太さんが子どもを連れ戻すのなら、家庭裁判所に申立をし、引き渡しを命じてもらう方法があります。法務省の司法統計(2020)によると2020年の申立件数は2,568件。一方、引き渡しが命じられたのは285件(10%)。極めて狭い門なのですが、どうしたら良いのでしょうか? なお、本人が特定されないように実例から大幅に変更しています。また夫婦、子どもの年齢、別居の経緯や離婚の条件(親権の所在、養育費の金額、面会の約束などは各々のケースで異なるのであくまで参考程度に考えてください。 <家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は現在)> 夫:右田健太(42歳) 会社員(年収600万円) ☆今回の相談者 妻:右田真帆(40歳) パートタイマー(年収130万円) 長男:右田裕太(9歳) 長女:右田亜理紗(6歳)

三行半を突き付けられる覚えはないのに

健太さんは「リビングのテーブルに合鍵だけが置かれていました。そのときは何が何だか分かりませんでした」と悲劇を振り返ります。仕事を終え、家に帰ると、家財や家具、家電はそのまま置かれていたものの、冷蔵庫に食材はなく、タンスに衣服はなく、子ども部屋にランドセルはなく……。ただの家出とは明らかに様相が違いました。そして妻から衝撃のLINEが届いたのです。「何も聞かずに別れてください」と。 健太さんが相談しに来たのは、それから一週間が経過し、ようやく現実を受け入れられるようになったタイミングでした。筆者は「何か前兆はあったんですか?」と尋ねると、健太さんは「少なくとも僕は(結婚生活が)順調だと思っていました」と答えます。妻子に逃げられるのは不倫をしたり、借金をしたり、暴力を振るったりするダメ亭主だけ。自分には三行半を突き付けられる覚えはないと言うのです。 さらに翌日には裁判所から呼び出しの手紙が届いたそうです。封筒を開封すると妻が離婚の調停を家庭裁判所へ申し立てたことが書かれていました。これは健太さんと二人で話をするつもりはない。すべて裁判所を通してほしいという意味です。妻は健太さんの顔を見たくない、声も聞きたくない、話もしたくないと遠まわしに言っているのです。不信感、嫌悪感、そして恐怖心がいかに大きいかと暗に表しています。
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「なるべく穏便に済ませたかった」というものの…
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1980年生まれ。国学院大学卒。行政書士・FP。男の離婚に特化し開業。6年目で相談7千件、「離婚サポートnet」会員は6千人を突破。「ノンストップ」(フジテレビ)、「ホンマでっかTV」(フジテレビ)、「市民のミカタ」などに出演。著書は「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷)など11冊。X:@yukihiko55 ブログ:法律でメシを食う若造のブログ Facebook:yukihiko.tsuyuki
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