更新日:2025年05月27日 18:19
恋愛・結婚

「負けっぱなしじゃないですか」突如、子どもと引き離された40代男性の悲痛。親権は妻、養育費も支払い“月1回の面会”も断固拒否され

“負けっぱなし”の状況に納得がいかない

そして第三の養育費ですが、健太さんが子どもの親権を持つことが難しいのは前述の通りです。非親権者は親権者に対して養育費を支払わなければなりません(民法766条)。毎月の金額は家庭裁判所が公表している養育費算定表にお互いの年収、子どもの年齢を当てはめて計算するのが一般的です。健太さん夫婦の場合、毎月10万円が妥当な金額です。 最後に第四の面会ですが、健太さんは親権を持てる見込みはないとはいえ、子どもに会う権利(面接交渉権)を有しています。そこで筆者は「仮に離婚が避けられないとして、どのような形でお子さんと会うことを望みますか?」と質問すると、健太さんは「最低でも月1回は会いたいですよね。彼女(妻)のことは全く信用していないので、こっちから迎えに行きますよ!近くにショッピングモールがあるので、そこが便利ですね。ファミレスでご飯を食べたり、好きなものを買ってあげたり、室内遊園地が入っているので、そこなら一緒に楽しめるんじゃないかな」と回答しましたが、健太さんは合点がいかない様子です。 「どういうことなんですか? 離婚に応じて親権を譲って養育費を払って、これじゃ負けっぱなしじゃないですか?」と食って掛かります。しかし、妻に完敗しろというわけではありません。離婚の可否、親権の所在、養育費の金額について譲歩する代わりに、せめて面会だけは実現しようという意味です。妻は早く離婚したいし、親権を確保したいし、養育費がほしいので、それなら面会については健太さんの希望を受け入れてくれるのではないかと。

月1回の面会を求めたところ、「嫌です」と…

これらのことを踏まえた上で、健太さんは離婚調停の場で「わかりました。子どもたちのことを考え、離婚に承諾しますし、親権も主張しません。養育費も相場が月10万円なら、その金額をお支払いします。その代わりに今すぐ、子どもたちに会わせてほしい。今後は月1回の面会を求めます」と必死に訴えかけました。健太さんは譲歩に譲歩を重ねたのですが、その答えはあっさりしたものでした。「嫌です」と。 妻いわく子どもに面会させるには前もって日時や場所、送迎の手順などを決めなければなりません。健太さんとやり取りをすると過呼吸を起こしそうなので無理だと言うのです。どうしたら良いのでしょうか? 筆者は前もって健太さんに「妻は実家にいるんですよね。妻が連絡を取りたくないと言ったら、義母(妻の実母)に取り次いでもらうのはどうでしょうか?」とアドバイスしておきました。妻は「聞いてみないと分からない」と保留したのですが、2回目の調停で妻は「分かりました。そうしてください」と言い、親権は妻、養育費は月10万円、面会は月1回という条件で離婚調停が成立したのです。
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月1回のペースで面会を続けている
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1980年生まれ。国学院大学卒。行政書士・FP。男の離婚に特化し開業。6年目で相談7千件、「離婚サポートnet」会員は6千人を突破。「ノンストップ」(フジテレビ)、「ホンマでっかTV」(フジテレビ)、「市民のミカタ」などに出演。著書は「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷)など11冊。X:@yukihiko55 ブログ:法律でメシを食う若造のブログ Facebook:yukihiko.tsuyuki
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