お金

30年後には日本の95%のマンション価格が下がる!? 湾岸タワマンのメリットが薄れ、“復権する可能性がある”物件

ミニ戸建てが復権する時代がやってくるかも

その点で最近、のらえもんが見直し始めたのが、敷地面積が60㎡程度の「ミニ戸建て」です。以前、「狭小マンションは避けろ!」と言いましたが、30年先を見越したらミニ戸建てという選択肢はアリなんじゃないかと。 以前ののらえもんは「家そのものにこだわりがない人」が買う商品といったイメージを持っていました。ミニ戸建てを扱う建築会社のなかには、現物を見せずに間取りとスペックだけを示して買い手を取り込む業者もあると聞くからです。なので、いざ入居したら「こんな狭かったっけ?」と現実に打ちのめされる購入者もいる。土地つきとはいっても狭小故にリセールバリューが望めないし、何より日々のゴミ捨てが面倒くさい!と、のらえもんは考えていたわけです。 でも、マンションは明らかに高騰してます。以前の値段を知っていると、買いたいと思う物件は少くなっています。かつては相場的に「80㎡のマンション=100㎡くらいの戸建て」で拮抗していたので、戸建ての階段スペースや上下移動、マンションのフラットな生活空間を加味すると、マンション購入が合理的だし、将来のリセールまで期待できました。でも、価格高騰で、相対的に戸建ての割安感が出てきたわけです。 生活にクルマがマストな人なら、駐車場代がかからないのが戸建ての大きなメリットです。そして将来、建物のメンテナンスに高額な人件費が必要な未来が待っています。「それならDIYに挑戦しよう」と考える人だって増えるでしょう。さすがにマンションの大規模修繕はDIYじゃ無理ですが、戸建てならDIYでカバーできる範囲はそこそこ広い。これが30年後の未来で戸建ての強みになってくるんじゃないかなと。 アメリカではDIY文化が根づいてますが、これって「大工の質が低い」から「だったら自分たちでやるわ」みたいな事情があるんですよね。職人の高齢化で、将来の日本もそうなる可能性がある。 これからの時代、IT技術者よりも、手先が器用な職人が重宝される時代がきます。もう必死にプログラミング言語を覚える必要なんて全然なくて、優秀なAIにコンセプトさえ伝えれば正確なコードを吐き出してくれます。だとしたら、自分らの子供世代が、理想とする職業や住居形態だって今とは大分変わっているのかもしれませんね。
首都圏・中古マンションの築年数別資産価値

東日本不動産流通機構(REINS)の「首都圏中古マンション・中古戸建て住宅 地域別・築年帯別成約状況(’22年10~12月)」を元に作成。築30年になるマンションは当初から60%も価値が下がるとわかる

構成/栗林 篤 図版/ミューズグラフィック
マンションアナリスト。「のらえもんブログ」やSNSでマンション購入に役立つ情報を13年以上にわたり発信。著書に『絶対に満足するマンション購入術』(廣済堂出版)など。「スムログ」発起人。住み替え支援サービス「すみかえもん」もプロデュース
1
2
SPA!編集部が「人生後半を賢く楽しく生きる」をテーマに厳選した記事をメルマガ会員限定で毎週金曜日にメールでお届けします。仕事・お金・性・人間関係…人生を豊かにする秘訣が見つかります。無料・10秒で完了です。
無料でメルマガ登録する⇒⇒
※登録後、メール認証が必要です。受信した認証メールをクリックして、登録を完了させてください。
※認証メールが届かない場合、迷惑メールに入っているか、メールアドレスが間違っている可能性があります。再度ご登録ください。
【関連キーワードから記事を探す】