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菊池雄星が「日本人投手2人目」の屈辱…フォーシームの“球速低下”は「衰え」か「進化の序章」か

スライダーの投球割合が増加

 その証拠に、フォーシームと反比例するように、今季の菊池は横変化のスライダーを投じる割合を大きく増やしている。  昨季は24.0%だったスライダーの投球割合が、今季は36.2%まで増加。4球に1球未満だったものが、3球に1球以上になっており、もはやフォーシームが投球の軸といえないほどの変貌を遂げている。

「被ハードヒット率減少」から読みとれること

 もし菊池が本格派から技巧派への道を歩んでいるとすれば、今のところ順調といえるだろう。なぜなら、今季の菊池は相手打者から空振りを奪う確率こそ下がっているが、代わりに強い打球を浴びる被ハードヒット率が減少傾向にあるからだ。  21年から24年まで4年連続で40%を超えていた菊池の被ハードヒット率だが、今季は39.9%。パワーで押すイメージもあった菊池の投球スタイルの変化がこの数値からも読み取ることができる。  弱肉強食のメジャーリーグという世界で長く一線級で活躍するために、進化を続けなければいけないことは菊池も百も承知だろう。菊池にとって技巧派への転身も、そのために必要な選択肢の一つなのかもしれない。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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