更新日:2025年05月28日 17:37
ライフ

“セクシー女優の母親”を持つ女性タレント(15歳)を直撃「女優デビューした母にかけられた言葉」とは

イジメを受けた小学生時代

愛Risさん――起立性調節障害だというのは、すぐにわかったのでしょうか。 愛Ris:いえ、正式な診断が下ったのは、小学校6年生のときです。小2で不登校を経験して、そのあとは隣町に自宅とは別に賃貸を借りて小学校に通うなどしていました。コミュニティの狭い地元と異なり、隣町は風通しが良いところでしたので、登校できるようになったんです。小4で地元に戻って、6年生の始業式あたりまでは通うことができていましたが、イジメなどで挫折した……という経緯があります。 ――イジメというのは、具体的にどのようなことでしょうか。 愛Ris:いろいろありますが、ショックを受けたのは、下校のときのことです。数人で帰宅していて、でも私だけ会話に入れてもらえず。みんなで歩道を歩いていましたが、あるときいきなり車道の方へ押し出されたんです。小学生のときは、先生たちからも病気を理解してもらえずにサボりだと勘違いされていたし、集団に溶け込めなくて本当に辛い時間を過ごしました。

このまま社会に出るのは心配ではあるが…

――現在、中学校にはまったく通っていないとのことですが、勉強を習っていない状態で社会に出ると、辛いことが予想されませんか。 愛Ris:その点は心配です。ただ、これまでお話してきたように、同年代とのやり取りにおいて少し難があるものの、目上の人たちとコミュニケーションを取るのは昔から好きなんです。未成年でもお手伝いが可能な母のイベントに参加して、受付業務を手伝ったり、母の経営する美容サロンで会計をやったり、座学はできなかったけれど、生の社会勉強をさせてもらっているなと感じます。  最近は歌詞も書くので、書籍を読むことで自分の世界を広げようと実践していますし、神社仏閣も好きで歴史も学んでみたくなりました。いわゆる教育課程とかけ離れた人生になってしまったけれど、いま私は学ぶことの大切さや楽しさを実感できていて、それはそれでよかったなと感じます。
次のページ
病気で苦しむ人が“ダメ人間”の烙印を押されないために
1
2
3