ライフ

アメトーーク!にも出演した芸人が「2500万円稼ぐ」昆虫ブリーダーに転身したワケ。「1人で5000匹育てる」驚きの飼育生活

年商2500万円の内訳は

年商2,500万円の内訳YouTubeは毎日更新で、多い日には6本近く撮影することも。動画は常時20本ほどのストックがある状態を維持している。 それ以外の時間は飼育タイムだ。幼虫の土交換、産卵セット作り、餌交換、羽化個体の掘り出しなど、飼育段階別に様々な作業を行う。現在は、年間5000匹以上を世話しているため、「寝る時間以外はクワカブ漬け」というのも納得だ。 そして、意外と体力勝負な一面もあり、20キロほどの土の入ったダンボールを運ぶといった作業も多く、「腰に違和感が出始めた」と苦笑する。 2024年の年商は約2500万円。内訳は、YouTube広告収益が4〜5割、残りはクワカブの生体販売やイベント出演料、SNS関連の案件など。なんとも夢のあるような話に聞こえるが、現実はそんなに甘くないそうだ。 「ブリーダー部分でいうとトントンです。というか、売り上げから土や餌代などの必要経費を引くと、ちょっとだけマイナスです(苦笑)。ブリーダーが稼げる仕事だと僕が証明して、目指してくれる子どもが増えたらうれしいんですが……。 ただ、種類によっては稼ぎやすいものとそうでないものとがあります。売り上げを重視するならヘラクレスオオカブトなどの人気種だけを繫殖させる方法もありますが、僕は日本に流通している国内外のクワカブを全種類ブリードするという野望があるので、売り上げの面はあまり重視していません。 また、クワカブのブリードは季節性が強く、秋冬は閑散期になるんで、春夏でいかに売り上げを作って、次の夏まで持たせるかが重要です。野生の熊が冬眠前にたくさん食べておくみたいな感覚です(笑)」

クワカブ愛の原点は小学生時代の夏休み

1ペア88万円で購入したカブトムシ

過去に1ペア88万円で購入したというレア個体「オオミツノヒナカブト」 ※現在店舗で飼育していません

そもそも、三森さんがクワガタ・カブトムシの繁殖を始めたのは小学4年生の頃にさかのぼる。地元・宮崎の夏休みイベントで海外産の虫を間近に見て衝撃を受けたという。 「当時はムシキングブームで、めちゃくちゃクワガタ・カブトムシが大好きだったので、夏休み期間中は昆虫イベントに毎日通っていました。そのうち主催者と仲良くなり、『繁殖はもっと楽しい』と、育て方を教えてもらったんです」 1回目で無事に繁殖が成功し、そこからどっぷりハマったが、中学進学を機に一度飼育をやめ、近所の小学生たちに育てた虫を配った。そして上京後、一人暮らしの寂しさを埋めるために再びクワガタを飼育するように。 「子どもの頃からずっと動物や昆虫に囲まれていたので、どうも一人暮らしに慣れなくて……。犬や猫は物理的にも金銭的にも厳しかったので、大好きなクワガタを育てることにしました」
次のページ
飼育部屋の拡大遍歴「一時は5軒借りて家賃だけで72万円に…」
1
2
3
4
東京在住のフリーライター。 お笑い、歴史、グルメ、美容・健康など、専門を作らずに興味の惹かれるまま幅広いジャンルで活動中。X(旧Twitter):@mochico_abekawa
記事一覧へ
SPA!編集部が「人生後半を賢く楽しく生きる」をテーマに厳選した記事をメルマガ会員限定で毎週金曜日にメールでお届けします。仕事・お金・性・人間関係…人生を豊かにする秘訣が見つかります。無料・10秒で完了です。
無料でメルマガ登録する⇒⇒
※登録後、メール認証が必要です。受信した認証メールをクリックして、登録を完了させてください。
※認証メールが届かない場合、迷惑メールに入っているか、メールアドレスが間違っている可能性があります。再度ご登録ください。