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青梅の古民家に、土蔵型サウナ誕生! 静寂と自然の中で“今”に向き合う【ミスSPA!2024 吉瀬結/ベストサウナvol.57】

週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2024」たちによる、連載「ベストサウナ」。第57回は『JIKON SAUNA TOKYO』をレポートする。

築150年の古民家一棟貸し!

ベストサウナ●今回のサウナー・ミスSPA!2024 グランプリ 吉瀬結ちゃん 1994年生まれ。T161 B90 W59 H89。温泉好き。5th DVD『艶めく誘惑』が5月28日に発売。公式X:@kichiseyui621

関東初上陸の土で造られた、蓄熱性抜群のアースバッグサウナ!

ベストサウナ

蓄熱性の高い土のサウナは、座面や壁面からも強い輻射熱が。岩盤浴のように温まる「寝サウナ」も◎

 都心から電車で約1時間。東京都青梅市の静かな住宅街に、’25年1月、「JIKON SAUNA TOKYO」が誕生した。築150年以上の古民家をリノベーションした、敷地面積約200坪の一棟貸しの宿泊施設で、最大の特徴は、蔵を改装して造られた関東初上陸のアースバッグサウナだ。青梅産の土をふんだんに使い、全国から集まった300人以上のボランティアとともに手作業で造り上げられた。  全面土で覆われた土蔵型のサウナ室は、室温60~70℃ながら土壁の蓄熱効果と360度全方位からの輻射熱、遠赤外線の力で、体感は100℃以上。ロウリュと噴霧器で湿度も十分に保たれており、まるでピザ窯に包まれるような、柔らかくも濃厚な熱を楽しむことができる。
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蔵のすぐそばには井戸水掛け流しの水風呂が

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寝落ち確実なブレインスリープ外気浴

 沖縄の「GoMe」や長野の「SAMBO SAUN」、福島の「サウナ発達」など、近年この工法で造られた個性的な施設が各地に登場しているが、JIKON SAUNA TOKYOもその流れを汲む一つだ。  クールダウンには、井戸水掛け流しの水風呂を用意。基本は13~15℃で、冬季にはシングル(10℃未満)になることもあるが、水質が軟らかいため、初心者でも入りやすい。ととのいエリアも充実している。庭には複数のラフマチェア、母屋の縁側、畳を敷いた外気浴スペース、そして蔵の2階に設けられた内気浴スペースの4か所を完備。体の深部体温を効率よく下げる、高級寝具ブランド「ブレインスリープ」のマットレスを使用しているので、いつの間にか寝落ちしてしまう人も少なくないのだとか。
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敷地内にある立派な蔵の1階部分がサウナ室

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蔵2階の内気浴スペースは階下サウナの熱でじんわり暖かい

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最大10人宿泊可能。水着着用でサウナの男女利用可能なので、グループでのお泊まりもおすすめ

 宿泊施設としても「日本一眠れる宿」を目指しており、宿泊者向けの寝具にはさらにプレミアム仕様のブレインスリープを導入。サウナ後にのんびり過ごす時間までを含めた、極上のととのいを提供している。  施設運営を担うHIDANEの代表2人はIT企業の出身で、「今、この瞬間=JIKON(而今)」をコンセプトに情報から距離を置き、静寂と自然の中で過ごすリセットの時間を提案している。サウナ、水風呂、休憩、そして深い睡眠まで。あらゆる感覚を解放し、「今、ここ」に向き合う時間をくれる特別な場所……。それはせわしなく働く現代人にとって、もっとも必要なものかもしれない。 ベストサウナ ベストサウナ
<取材・文/森野広明 撮影/日暮翔>
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