仕事

月1万円の手当が半額に…特別支援学級担任たちの悲鳴「仕事は1.5倍に増えているのに」“過酷な現場”から上がる怒りの声

若い教員は気づかないようにされている?

 忙しく真面目に仕事に取り組んでいる自分たちの待遇が、改善どころか、改悪されようとしているのである。にもかかわらず、「気にしていない」とは信じられない。その疑問をAさんに向けてみる。 「『気にしていない』というか、『気づかないようにされている』のかもしれません。毎日の仕事をこなすのに精一杯で、調整額のことにまで関心をもっていられなくなっているのが現実ではないでしょうか。それくらい、特別支援学級の担任は忙しいのです」  おかしいと感じている中堅どころでも、声に出して不満を述べることまではしていない。それも、忙しさのために文句を言っている暇もないからなのだろうか。  教員が不満を口にしたり、関心さえもたせないようにするには、そんなことを考えるをもたせないくらい忙しくしておくにかぎるのかもしれない。そこまで文科省が考えているのなら、「あっぱれ」と言うしかない。  なぜなら、教員から大きな反発もないままに、特別支援学級担任に支払われている調整額を半分にする「とんでもないこと」を文科省が成功させそうな気配だからだ。これで、いいのだろうか? <取材・文/前屋毅>  
1954年、鹿児島県生まれ。法政大学卒業。ジャーナリストの故・立花隆氏、田原総一朗氏のスタッフ、『週刊ポスト』記者を経てフリーランスに。流通、金融、自動車などの企業取材がメインだったが、最近は教育関連の記事を書くことが多い。日本経済が立ち直るためにも、教育改革が不可欠と考えている。著書に『教師をやめる』(学事出版)、『疑問だらけの幼保無償化』(扶桑社新書)、『学校の面白いを歩いてみた。』(エッセンシャル出版社)などがある。
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