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駅のホームでお花見する外国人観光客。ハトに“エサやり”した結果、大群が押し寄せて現場は地獄絵図に

電車が停車中に“ショータイム”

駅のプラットホームを歩く人々 公共の場において、日本では静かに過ごすことが暗黙の了解とされている。丈脇さんは、電車内でもありえない出来事に遭遇したことがあるという。 「友人と電車に乗っていた際、運行におけるトラブルとかで列車が止まってしまったんです。安全確認のため、しばらく電車は動かないとのアナウンスが流れました」  そこに突如として異変が起きる。 「目の前で外国人観光客がつり革を利用して“ショータイム”を始めたんです」  その外国人は、のちに日本を訪れていたパフォーマーだったと判明するが、日本人の感覚からすれば、驚くべき行動である。 「つり革につかまりながら、鉄棒の逆上がりの要領で回転したり、懸垂のような動きをしていました。ただ、日本人のパフォーマーであれば、このような行動はとらないでしょう」  パフォーマーは網棚で寝転んだりして観客を盛り上げていたが、車内の雰囲気が変わったのは、ある乗客の行動がきっかけだった。 「静かに過ごしたいおばあさんが、車掌さんへどうにかして連絡したようです。車掌さんが来ると、おばあさんが『変な外国人がつり革を壊しそうな勢いで変なことをしているのよ、はやく追い出してください!』と叫んで、車内は少しパニック状態になっていました」

無償のパフォーマンス? それとも…

 丈脇さんと友人は、この珍事の一部始終を見守っていた。パフォーマーの“真意”については疑問が残ったという。 「電車が止まって退屈な時間を、無償で楽しませるつもりで始めたのならば、美談になったのかもしれません。でも、車掌さんが来るちょっと前に、ハットを裏返して、“おひねり”を要求するような素振りをしていたんですよね……」  結局、パフォーマーは駅員に連れていかれることになった。  丈脇さんは「次会ったときに、彼のパフォーマンスを有料で見るか?と聞かれると、そうは答えられないようなクオリティーでした(苦笑)」と振り返る。  海外からの観光客が増えるなか、公共の場でのマナーについて、もっと周知する必要があるだろう。 <文/藤山ムツキ>
編集者・ライター・旅行作家。取材や執筆、原稿整理、コンビニへの買い出しから芸能人のゴーストライターまで、メディアまわりの超“何でも屋”です。著書に『海外アングラ旅行』『実録!いかがわしい経験をしまくってみました』『10ドルの夜景』など。執筆協力に『旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ』シリーズほか多数。X(旧Twitter):@gold_gogogo
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