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インドネシア・ジャワ島を鉄道で周遊。“グランクラス越え”の半個室シートで「あまりの快適ぶり」に驚いた

運賃は全体的に安く、夜行列車も充実

特急『タクサカ』

ジャティネガラ駅で下車後、出発する特急『タクサカ』

 インドネシアには外国人向けの乗り放題きっぷにはないが、全体的に日本に比べれば安い。  乗車券は『tiket.com』というサイトで予約し、実際に購入したジャカルタ―スラバヤのラグジュアリークラスの片道乗車券は125万ルピア(約1万900円 ※料金は変動制)。  航空券代+空港から市内の交通費と同程度のため、割高というほどでもない。当然、下のクラスならもっと安く、同区間のエグゼグティブクラスなら60万ルピア(約5200円)からあった。  ジャワ島は鉄道網が発達しており、最東端のバニュワンギ・バル駅は対岸のバリ島に向かうフェリーの港がある。反対に最西端のメラク駅はジャカルタから日帰りも可能だ。  今回の旅ではすべて日中列車だったが、日本では絶滅危惧種となった夜行列車も多数運行されているので旅行には便利そうだ。  思った以上に快適だったジャワ島の鉄道周遊旅。また機会があれば、今回乗れなかった路線や列車で巡り、ジャワ島の鉄道をコンプリートしてみたいものだ。 <TEXT/高島昌俊>
―[シリーズ・駅]―
フリーライター。鉄道や飛行機をはじめ、旅モノ全般に広く精通。3度の世界一周経験を持ち、これまで訪問した国は50か国以上。現在は東京と北海道で二拠点生活を送る。
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