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あおり運転してきた白いワゴンはまさかの“社用車”。ドライブレコーダーの映像を相手企業に送った結果

コロナ禍だったので対面謝罪ではなくオンライン謝罪に

「一応、煽った理由を尋ねると、本人が『次の訪問先との約束の時間に遅れそうだったので……』と身勝手なもの。20代後半くらいの若い社員だったのですが、会社側から相当詰められたのか半泣き状態。  それを見て溜飲が下がりましたし、全員からしっかりお詫びの言葉をいただいたので謝罪を受け入れることにしました。  ただ、私もこういう場にどういう恰好で臨めばいいのかわからず、就活中に来ていたリクルートスーツを着ていたため、後で彼女に謝罪の動画を見せると『なんか面接みたい』とイジられましたけどね(笑)」  なお、このオンライン謝罪から数日後、相手企業から1万円分の商品券が届く。でも、これに関しては事前に聞いていなかったため、まったくの予想外だったようだ。 「謝罪だけで終わりと思っていたし、お詫びの品として高いのか安いのかはわかりません。けど、臨時収入として彼女と5000円分ずつ、ありがたくいただくことにしました」  もしSNS上で煽り映像が流出した場合、取引先との契約打ち切りが相次いだ可能性も高い。誠意ある対応にはそうした危機感もあったと思うが、理由の如何を問わず営業車での煽り運転は論外。  バスやトラックのドライバーでなくても仕事で社用車を運転する機会のある人は、会社の看板を背負っていることを強く意識したほうがよさそうだ。 <TEXT/トシタカマサ>
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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