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齊藤京子が語る俳優としての決意「日向坂での成功体験はお守り」

喋りかけられるとすごい喋っちゃうタイプ

齊藤京子 ドラマイズム『あやしいパートナー』 日向坂46――共演者の方との関係性について、現場に入ったときに意識することはあるんですか? 齊藤:とくに意識することはないですね。今作に関しては、ドラマのなかでは渡辺いっけいさんと私はバチバチに対立する関係性なんですが、現場ではすごく優しくしてくださっています。 ――もともと自分から話し掛けるような性格でした? 齊藤:自分からはなかなかいけないんですけど、喋りかけられるとすごい喋っちゃうタイプです。八木さんは同じ歳で、好きなものが似ていたことがきっかけで話が盛り上がりました。 ――ドラマのタイトル「あやしいパートナー」にかけて、齊藤さんが結婚相手に求める三大条件を教えてください。 齊藤:絶対に浮気をしない一途な人。これは第一条件で絶対に譲れませんし、これをクリアしないと付き合えない。あとはジェントルマンで誠実。最後は愛情深い人ですね。 ――見た目は気にならないんですか。 齊藤:そうですね、好きになった人がタイプみたいな感じです。 ――愛するよりも愛されたい? 齊藤:愛されたいし、追いかけられたいですね。なので、浮気したら一発アウトです! ――今回の役では、浮気した彼氏にたいして「(「メリーさんのひつじ」の替え歌で)お~まえのことを~、ころす~、ころす~」っていう恨み節をぼやくシーンも。 齊藤:浮気をされてもスカッとするというか、浮気されて惨めっていうよりは、そういう過激な鼻歌を口ずさむ女の子だと演じていた気持ちが楽ですね。 ――実際に起きたらどうなっちゃいますかね。 齊藤:ん~どうだろう。想像できないですね。

日向坂時代からの夢ノートは今も健在

齊藤京子 ドラマイズム『あやしいパートナー』 日向坂46――肩書きがアイドルから俳優に変わって、ドラマ出演が続いたり、初主演映画でカンヌに行くことが決まったり、そういうなかで俳優に対する向き合い方は変化しました? 齊藤:アイドルを卒業後にこれで頑張っていきたいと自分で決めたものなので、いろいろな作品で共演者の方から刺激を受けて吸収することも多いですし、日々お芝居の楽しさが増しています。俳優として磨きをかけて、もっと上を目指して頑張りたいっていう気持ちがより強くなりました。 ――今回演じるさくらは、一日の終わりにその日の印象的なことを手帳に書き残すというルーティンがありましたけど、齊藤さんはそういうのあります? 齊藤:あります。昔は紙で夢ノートを書いてたんですけど、その紙を誰かに見られたくなくて、今は誰にも見られないように3重のロックをかけてスマホのメモ帳に並べています。まだ公言できるようなものはないし、胸を張って言えるような立場になったときに、こんなことを書きましたって言いたいです(笑) ――それは全部仕事のことですか。 齊藤:はい、プライベートなことは何も書いてないです。仕事で叶えたい夢が多くて、自分自身のキャリアというか、そういうことを書いています。 ――何個ぐらいある? 齊藤:今は15個です。本当にびっくりするぐらい壮大な夢なんです。でも、グループの頃から夢ノートをつけていて、叶えられなかったことがないんです。だから過去を振り返ると、『こんなに夢を抱えてたけど全部叶えてきたじゃん、私ならできる』という人生の生きがいにもなっているので、日向坂46での成功体験はお守りですね。
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「大人だね」と言ってもらえるようになりたい
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