元お笑い芸人YouTuberがJリーグ入りを本気で目指す!戦術分析で話題の「レオザフットボール」とは
「令和の虎」の桑田龍征さんがスポンサーに
水野:YouTubeの人気番組「令和の虎」がきっかけで、著名な経営者である桑田龍征さんとも深い交流が生まれたそうですね。
レオザ:桑田さんが番組内で僕の名前を出してくださったのを知って、それでX(旧Twitter)も見たらフォローしていただいていたので、フォローを返してやり取りが始まりました。ちょうどその頃、僕らが「シュワーボドキュメンタリー」という、チームの活動を追ったドキュメンタリー動画シリーズを始めた時期だったので、対談をお願いしてそこから深く交流させていただけることになりました。
水野:桑田さんもチームを持たれていますよね。それが縁で対戦もされたとか。
レオザ:そうなんです。うちのチームと桑田さんのチームで対戦させていただく機会がありました。ありがたいことに、その試合で僕らが勝つことができたんです。そうしたら試合後に、桑田さんが「こんなに強いチームだったら、俺がスポンサーになるよ」って言ってくださって。もう、めちゃくちゃカッコいいじゃないですか! 僕、プロレスも好きなんですけど、これ以上ない最高のストーリーラインだなと感動しました。
水野:まさにドラマのような展開ですね。スポンサーになっていただいて、関係性はどのように変化しましたか?
レオザ:桑田さんには、チームの胸スポンサーになっていただいているのですが、単にお金を出していただくだけの関係じゃないんです。とある事情でクラブの経営が厳しくなり相談した際に、追加で資金を出してくださいました。
本当にピンチのときにも変わらず応援していただける……そういうお金だけじゃない、男としての器の大きさ、カッコ良さみたいなものも、桑田さんからは教えてもらっています。
水野:桑田さんとの出会いは、チームにとっても、レオザさん個人にとっても大きな転機だったわけですね。
レオザ:間違いないですね。桑田さんみたいなお力のある方々に応援していただけることは、本当にありがたいことです。でも、それに甘えるんじゃなくて、僕ら自身がもっともっと魅力的なチームになって、応援してくれる方々が「シュワーボ東京を支援していることを誇りに思う」と感じてもらえるように努力し続けなければいけないと思っています。
シュワーボ東京、世界一への道のり
水野:個人としての目標だけでなく、監督やチームとしての目標、今後の展望についてお聞かせください。やはり「シュワーボ東京」を上のカテゴリーに上げていくことでしょうか?
レオザ:そうですね。個人としての目標もチームとしての目標も、結局は「シュワーボ東京を世界一にする」という一点に集約されます。それが、僕がこれまでYouTubeやさまざまな活動を通じて発信してきたこと、やってきたことの「証明書」になると思っています。
僕がやってきたことが本当に正しかったんだ、という説得力を持たせるためには、結局のところ結果を出すしかない。
水野:世界一、ですか。壮大な目標ですね。
レオザ:もちろん簡単なことではありません。そのためには、僕一人の力だけでは到底足りなくて、一緒に戦ってくれる仲間、選手やスタッフの存在が本当に重要になってきます。だからこそ、目標達成に必死になるあまり、一番大事な仲間への愛情やリスペクトを忘れないようにしたい。そこは常に意識していたいですね。
クラブとしては「こうしたい」という目標があっても、目標を達成するためだけにはやりたくないですね。一緒にやってくれている人たちへの愛を忘れず、一緒に目標までの旅を楽しみたいですし、そういうクラブでありたいと思っています。個人的な目標は健康です。
水野:健康第一ですね。最後に、少し大きな話になりますが、日本代表が将来ワールドカップで優勝するためには、何が必要だとお考えですか?
レオザ:「アレンジ力」ですね。日本の育成年代の取り組み自体は素晴らしく、上質な選手が揃ってきている。そこに日本人の特徴である「海外の良いものを取り入れて、それを自分たちなりにアレンジして、さらに良いものにしていくこと」がサッカーでできたら、とてつもない国になります。
料理なんかを見てもそうですよね。それがサッカーの世界でも確実に起きている。三笘薫選手のように、単なるフィジカルの強さだけじゃなく、相手を研究しつくしてドリブルで抜ける選手が出てきたり、選手自身がしっかり考えてプレーを選択するようになってきています。
水野:指導者やクラブ経営といった、いわゆる「トップ」の部分のレベルアップも重要になってくるでしょうか?
レオザ:まさにそこが一番大きいかもしれません。いいトップ、つまり優れた経営者や指導者がいるから、いい監督が育つ。いい監督がいるから、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できる。どんな業界でも、社長がダメなのに伸びている会社なんてないじゃないですか。
サッカークラブも同じです。なので、日本サッカー界を発展させていくためには、サッカー界に携わる経営者や指導者といった立場の人たちが、さまざまな試みを具体的に実行していく必要がある。そういった方たちの行動で変わってきている部分と、なかなか変わらない部分があるので、そこに挫けず一人ひとりが動いていくことが、次の三笘、次の久保を生み出すために必要だと思います。
水野:Jリーグの活性化という観点では、例えば新規参入のハードルが高いといった課題もあるのでしょうか?
レオザ:それは間違いなくありますね。今の時代、YouTubeやSNSといったプラットフォームの影響力ははかりしれません。例えば、再生回数が300万回を超えるようなアーティストが、世間一般ではほとんど知られていなくても、特定のコミュニティや界隈ではめちゃくちゃ有名、みたいな現象が当たり前に起きていますよね。
Jリーグに繋がる前段階の地域リーグでも、もっと新規参入のハードルを下げて、例えば試合映像の配信をもっと自由に行えるようにルールを変えるだけでも、新しいチームがどんどん参入してきて、リーグ全体がもっと盛り上がる可能性はおおいにあると思います。各カテゴリーや地域によって状況は異なるので、そこに合わせた継続的なアップグレードが必要です。
【インタビュー後の感想(水野)】
レオザ氏は、紛れもなく日本のフットボール界に突如現れた、稀代の才能ある戦術家である。選手歴がないことや元お笑い芸人であることをどう捉えるかは人それぞれだが、まさにYouTube時代の申し子だろう。個人的にはサッカー漫画「ブルーロック」の絵心甚八のようにサッカー日本代表にも関わって欲しいと思っている
【プロフィール】レオザフットボール
サッカー戦術分析家、YouTuber、シュワーボ東京 オーナー兼監督。1986年生まれ。お笑い芸人として活動後、2016年よりYouTubeチャンネル「Leo the football TV」を開始。独自の戦術分析動画が人気を博し、チャンネル登録者数は30万人を超える(2024年6月現在)。2020年に自らサッカークラブ「FC ŠVABO」(現・シュワーボ東京)を立ち上げ、オーナー兼監督を務める。著書に『蹴球学 名将だけが実践している8つの真理』(KADOKAWA)がある。
1973年生まれ。作家、出版プロデューサー、経営コンサルタント、富裕層専門コンサルタント。ベンチャー起業家、経営コンサルタントとして数多くのベンチャー企業経営に関わりながら、世界中の成功本やビジネス書を読破。近年は富裕層の思考法やライフスタイル、成功法則を広めるべく執筆活動をしている。現在は自ら立ち上げた出版社2社や文化人タレントプロダクション、飲食業のオーナー業の傍ら、執筆やコンサルティング、出版プロデュース業を営んでいる。国内外問わず富裕層の実態に詳しく、富裕層を相手に単にビジネスにとどまらない、個人の真に豊かな人生をみすえたコンサルティング・プロデュースには定評がある。 著書はシリーズ10万部突破のベストセラーとなった『成功本50冊「勝ち抜け」案内』(光文社)など27冊、累計40万部を突破。最新刊に『成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか?~あなたを超一流にする40の絶対ルール~』(サンライズパブリッシング)がある。
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