更新日:2025年06月04日 15:59
エンタメ

ぐんぴぃに「俺はお前になりたい」と言わしめた青学落研部員。平然と事故物件に住む、周囲に流されない男

みねおが住んでいた不自然な部屋

ある日、みねおの住む家にお邪魔させてもらった時、マンションの何部屋もあるうちのみねおの家の扉だけが新品のように綺麗だった。 そのことをみねおに聞いてみると、「あーそうなんだよね、所々なんか新品みたいな箇所があるんだよねぇ。でもこの部屋、なぜか他の部屋より安いんだよねぇ」 「それって事故物件なんじゃないか?」 そう疑問に思い、事故物件一覧サイト、大島てるをみねおと見てみると炎のマークがはっきりと記され、火事、死亡と書かれていた。 それを見たみねおは 「あーそうなんだ。だから家賃安いんだあ」 などと呑気に全く気にする様子もなかったので「なんか気味悪くなったりしないの?」とみねおに聞いてみると、 「まあ、俺に関係ないからねぇ。これ見てよ」 そう言ってホームシアターのデカい画面で可愛い女の子がアイドルを目指すアニメを見せてくれた。

みねおの生き方を表すような高座名

みねおは物事の価値判断を客観的な物差しに委ねることをしない。 みねおは部屋に無駄毛が散らかるのが嫌で掃除の手間をなくすために、全身脱毛をしている。 みねおがEDになってしまった時、みねおは勘で電気のマッサージ機を自分のそれに当てることでEDを完治させた。 SNSに溢れかえる情報の海に溺れ、ともすれば自分自身の本来の喜びがわからなくもなってしまう今日、みねおはいついかなる時も周囲に流されないで生きていた。 真の意味での情報強者、それがみねおなのである。 みねおはIT系の学部に通っていたので、IT革命をもじって 『愛亭革命』 という高座名を付けてもらっていた。ただ誰も愛亭革命と呼ばず、みねおとしか呼ばないので、愛・地球博の開催とも重なり、 『愛・みねお』 に改名することになり、最終的には 『愛』 一文字となった。二度の悪ふざけともとれる改名をみねおは嫌がりも面白がりもせず淡々と全てを二つ返事で受け入れた。 『愛』 何と美しい高座名だろうか。足るを知る男、みねおの生き方を表しているようである。 迷いの中にある時、私はみねおのように生きられたらなといつも思う。
ぐんぴぃの友人。芸人としての活動もしている。@saisaisai4126
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