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国民民主党「山尾ショック」の内幕。支持率急減から公認見送りまで、“三行半の恨み節”と玉木代表のガバナンス不全

“コメ劇場”が好評の進次郎氏と渡り合える人材が…

一方、敵失によって石破政権の寿命は延びる。突如浮上した全国民への2万円(住民税非課税世帯に+2万円)給付案は露骨な選挙対策で、バラマキに一貫して否定的だった石破首相の変節とも受け取られかねないが、対する立憲民主は消費税減税も盛り込んだ“それ以上のバラマキ”を公約に掲げている。選挙の争点潰しとして有効なのだ。 さらに、かつての父親を彷彿させる“小泉コメ劇場”が好評を博している。随意契約による備蓄米放出で、わずかに米価が下がっただけなのに内閣支持率は回復基調にある。今にして思えば、「ルールを覚えてもらわないと」と小泉進次郎農相に苦言を呈した野村哲郎元農相は、見事にヒール役を怪演していた。もはや、進次郎氏と主役を張り合える人材は野党に見当たらない。 これでは、立憲の野田佳彦代表も内閣不信任案を突きつけるのを躊躇せざるを得ないだろう。数の力で可決して衆参W選挙に持ち込んだところで、政権交代の望みは薄い。報道各社が行う情勢調査でも、その兆候が顕著に表れている。 山尾騒動がピークで、参院選は消化試合に……そんなお寒い選挙にしてはならない。
岩田明子

岩田明子


いわたあきこ●ジャーナリスト 1996年にNHKに入局。20年にわたって安倍元首相を取材し、「安倍氏を最も知る記者」として知られることに。’23年にフリーに転身後、『安倍晋三実録』(文藝春秋)を上梓。’26年4月にはYouTubeチャンネル「TABOO CRASH岩田明子のオフレコ部屋」を開設
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