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「私の前で日本の悪口を言ったらボコボコにする」『ここがヘンだよ日本人』ゾマホン(60)が語る“日本愛”と危険視されたベナンでの政治活動

国民のためなら殺されてもかまわない

ゾマホン

「フランスが悪いよ」とはっきり言う

――お話を聞いていると、ゾマホンさんの命も心配です。 ゾマホン:(目に涙を溜めながら)でも、私は自信があるからね。心配することははないですよ(笑)。私は泥棒とかをしているのではなく、人のために60歳になるまでずっとやってきたから全然心配してません。殺されても、国民のためにだったらいいよ。 私は「フランスが悪いよ」と、はっきり言うからね。フランスの植民地だったニジェールという国があるんです。あの国はウランを持っています。そのウランをフランスは何百年も持っていった。 1960年にニジェールがフランスから独立してから、フランスの「アレバ」という会社は現地民の利益を全然考えずに安い値段でウランを買ってる。国民の生活は苦しくて1日に1ドルも使えないのに、アレバはそのウランを日本やアメリカ合衆国、イギリスに安く売っています。もう、本当に怒るよ! ――国民は潤っていないのに、ウランを安価で他国に売っているということですか? ゾマホン:そうそう。ニジェールの政府に出すお金が少ないから、国民はいい生活がまったくできないです。 ――全然、知らなかったです。 ゾマホン:今年の夏に第9回目の、TICAD9(第9回アフリカ開発会議)が開催されます。 日本の政治家とマスコミが人間の発祥の地であるアフリカを見て欲しい、アフリカでおきている様々の問題の原因をしらべてほしい、歴史を調べて欲しい。そう願っています。 <取材・文/寺西ジャジューカ 撮影/スギゾー>
1978年、東京都生まれ。2008年よりフリーライターとして活動中。得意分野は、芸能、音楽、(昔の)プロレス、ドラマ評。『証言UWF 最後の真実』『証言UWF 完全崩壊の真実』『証言「橋本真也34歳 小川直也に負けたら即引退!」の真実』『証言1・4 橋本vs.小川 20年目の真実 』『証言 長州力 「革命戦士」の虚と実』(すべて宝島社)で執筆。
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