【独自】覚醒剤で2度逮捕…「有名格闘家Aにシャブ漬けにされた」28歳女性の告白。人生を変えた“2つの錠剤”とは
デリヘル嬢として働く都内在住の限界さん(28歳)。道を踏み外したのは、地元・北海道の高校を卒業後、母とともに上京してからだった。インタビュー前編で語ってもらったように、覚醒剤による2度の逮捕を経て、今は薬物依存症外来の力を借りながら、昼職への復帰を目指している。
そんな限界さんが覚醒剤に手を染めるきっかけとなったのが、格闘家A(以下A)との出会いだった。Aはいかにして限界さんをシャブ漬けに追いやったのか。その非道な手口を赤裸々に語ってもらった。
【2024年11月 限界さんXポストより】
* * *
初めて見たのはテーブルの上の錠剤ふたつ
時間を忘れて炙るガラスの中の結晶
死にかけて駆け込んだアスカクリニック
大雨の渋谷で大勢の警官に囲まれた夜
何回巻いた調書、留置所の白湯とパンの味
まだわたしの半分はそこにいる
一度壊れてしまったもの、
簡単には元に戻せない事を痛感してる
* * *
限界さんが薬物に手を染めることになった、すべての始まりは「テーブルの上の錠剤ふたつ」だったという。
「ちょうど世間がコロナで騒ぎ始めた頃でした。マッチングアプリで知り合った格闘家のAに、MDMAを飲まされたのが最初です」
淡々と話す限界さんが、その時のことを後悔しているのかどうか、その表情や声のトーンからはうかがい知れない。しかし、検索すれば、そのAという格闘家は“いわくつきの男”であることはわかった。
当時は無名の存在だったが、限界さんは彼のことを知っていたという。まさかと思って半信半疑で会ってみたところ、本人だったようだ。
そして限界さんは言われるがままAの家に連れていかれることに。ただその口ぶりから無理やりというわけではなかったようだ。初めてAと会った時の詳細はあまり記憶していないというが……。
「2回目か3回目に会ったときに自宅近くのラブホテルに連れていかれて、テーブルの上に錠剤がふたつ置かれていました。あまり深く考えることなく、言われた通りに2錠とも飲んでしまったんです」
※平穏だった日常が、たった一人の闇紳士の登場により崩れ落ちていく。限界さんを薬漬けの奈落に落とした「格闘家A」とは何者か。そして彼女に行った非道な仕打ちの数々とは。有料記事後半では、その内実を彼女が独白する(残り:1573文字)。
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。

限界さん(28歳)
Contents
2錠のMDMAが“地獄の始まり”
競馬歴30年以上の競馬ライター。競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。競馬情報サイト「GJ」にて、過去に400本ほどの記事を執筆。