恋愛・結婚

「子犬を助けるヤンキーがモテる理論」が間違ってないワケ。「結果的に女性からの好感度が高い」男性の特徴

好感度は“その時点の数値”だけでなく“数値の推移”も重要

好感度は“その時点の数値”だけでなく“数値の推移”も重要 好感度というものは「ある」か「ない」かで二極化できるものではありません。要するに「100」か「0」かではなく、「0~100」のなかの数値になるわけです。  そして好感度というものは、その時点での数値だけでなく、どういった推移になっているかというのも、意外と重要なポイント。  例を挙げていきましょう。  第一印象から最高の好感度を狙っていき、かっこいい振る舞い、紳士的な振る舞い、やさしい振る舞いなどをすれば、好感度100からスタートできるかもしれません。  ですが普段の自分とあまりにかけ離れた演技は続かないため、徐々にメッキが剥がれていき、半年後には好感度が70まで下がってしまっているとします。  一方、好印象になることなんて度外視で最初から素で振る舞った場合、「冷たい」、「素っ気ない」、「物静か」なんて思われてしまって、好感度20からスタートすることになるかもしれません。けれど徐々に根っこにある誠実さややさしさなどが伝わっていき、半年後には好感度が70まで上がっているとします。  どちらも同じ好感度70ですが、その女性が恋愛的に惹かれているのは、まず間違いなく後者の好感度20からスタートしたほう。  なぜなら、その時点での数値は同じでも、好感度の推移で考えると、前者が「-30」なのに対して、後者は「+50」になっていて、差は歴然だからです。

「ヤンキーが子犬を助けて好感度爆上がり理論」は実際使える

 その時点の好感度の数値がどれぐらいなのかは大事ですが、それと同等に数値の推移も大事であるということを知ると、ファーストインプレッションで背伸びして高得点を目指すことがよくないことがわかるでしょう。  好感度100をずっと維持できるのがベストではありますが、無理して演じていたキャラはボロが出やすいので、好感度100をキープし続けるというのは、かなり不可能に近いこと。  さらに、最初に好感度100というMAXの数値を叩き出してしまうと、上限で頭打ちになっているため、女性視点では減点方式の採点になっていくわけです。  一方、好感度20からのスタートであれば、そこから下がることはあまりありませんし、どんどん上げていくことはそう難しいことではありません。  ファーストインプレッションで冷たそうに思われていたらむしろ好都合。「ヤンキーが子犬を助けて好感度爆上がり理論」で、その後にちょっとしたやさしい振る舞いをするだけで、一気に好印象になっていくこともありえるわけです。  寡黙でおもしろみがない人と思われていた場合も同様。その後に小声でちょっとおもしろいことを言うだけで、女性からの評価が「ギャグセンスが高い人」という好印象に変換されることもあります。

「ギャップがモテる」のは真理――目指すはプラスギャップ!

 そう、「ギャップがモテる」というのは真理なのです。  もちろん第一印象がよすぎてその後に幻滅されるようなマイナスギャップはダメですが、初対面で印象があまりよくなかったところからプラスギャップを見せていけば、その同僚女性の気になる存在(恋愛対象)になっていく可能性が高いのは言うまでもないでしょう。 <文/堺屋大地>
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi
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