更新日:2025年06月26日 15:25
ニュース

【潜入】スカウトマンが違法風俗に参入…アイドル級の美女が「生酒オプション」でも働く理由

ソープ&デリ、スカウト、風俗嬢……。大手スカウトグループの摘発により、この需要と供給のトライアングルに今、綻びが生じ始めている。こうした規制に大きな影響を受けているのはやはり風俗店だ。

「質の高い嬢が入ってこない」風俗業界にも激変の波が

夜街激震[地下化するスカウト]事情

スカウトに容易に頼みづらくなった吉原では、ソープ嬢たちの「質」の低下が嘆かれているという

「吉原界隈はもうダメかもしれませんね……」  そう嘆くのは、吉原高級ソープへの斡旋をメインに稼いできたスカウトマンの市川翔さん(仮名)。この大混乱で、“性地”は風前の灯だという。 「吉原ソープは女のコを入れたくても完全に警察の監視下に入ってしまったため、スカウトと取引すると店ごと摘発されるリスクが高まった。一部の店ではいまだにスカウトと繋がりを持っているとはいえ、今は踏ん張ってどうにか続けていますが、このままではソープ業界は持たないでしょうね」  規制の余波は吉原だけにとどまらない。全国各地の風俗店で、スカウト経由で入ったキャストたちが摘発を恐れて辞めていく現象が起き始めている。 「“スぺが高いコ”はやはりスカウトが引っ張って口説かないとなかなか風俗には来ない。正直、今回の摘発で可愛い女のコが次々と辞めて、残っているのは他に行くあてのない女ばかりですよ。スカウトを使えないというのは“品質”にも繋がってくるんです」

スカウト自らが違法風俗を立ち上げている

 契約を切られたスカウトの中には、路上での声かけで養われた自らの審美眼をフル活用して店舗を立ち上げる者もいる。それらは、表向きはメンエスだが実態はヌキありの違法風俗(マンヘル)も少なくない。  昨今、新宿・歌舞伎町に出現した某エステサロン『C』もその一つだと市川さんは言う。 「メンエス店という体ですが、実態は飛田新地のような自由恋愛を行ういわゆる“ちょんの間”。アイドル並みのルックスのコが働いていて、日によって予約で埋まるほど繁盛しています」  新宿歌舞伎町に突如現れた〝ちょんの間〟。真相を確かめるべく、本誌記者は同店に潜入を試みた。