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朝ドラ『あんぱん』の視聴率が悪いワケを業界人が語る。神回連発で話題も「愛着がわかない」致命的な原因が

ヒロインのキャラと愛国心に失望

また、主に演劇や深夜ドラマを担当する30代の男性シナリオライター・C氏にも話を聞いた。 「今田美桜さんの演技自体は好きですが、のぶのキャラクターが好きになれないので、離脱しそうになっていますね。やりたいことに突き進む性格や感情的になりやすいシーンを見ていると、“このヒロインを応援したい”とはどうしても思えない。 また、女子師範学校に入学してから愛国心に目覚めていく姿が痛々しすぎる。もちろん、時代背景的には間違っていないのでしょうし、この先で自身の愛国心を省みるシーンへの布石だとは分かっているものの、あまりにも過激に描きすぎているのでは……」

アニメ『アンパンマン』のオマージュがピンと来ず……

また、C氏からは、SNSで絶賛されている意見に対してこんな感想も飛び出した。 「ドラマの登場人物をアニメ『アンパンマン』のキャラクターに似た名前や性格にする“オマージュ”をしていると聞きましたが、ほとんど『アンパンマン』の知識がなくて……。 その面白さが理解できていないので、SNSで盛り上がっているほど熱中できていない。おそらく中高年視聴者にも刺さっていないのでは?」 業界関係者が述べた感想や今後の視聴率予想が正しいかはさておき、6月以降になってから少しずつ数字を上げているものの、まだまだ高視聴率とは言い難いのも事実だ。 しかし、丁寧に作りこまれた繊細なセリフや長回しを使ったカメラワークの演出、瑞々しいキャラクターたちはこれまでの朝ドラと一線を画すほど魅力的な作品で、戦後以降のストーリー次第では過去最高の朝ドラになり得る可能性も秘めている。 本家『アンパンマン』のように末永く愛される作品になることを祈りたい。 <取材・文/木田トウセイ>
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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