ニュース

客単価が約1300円になった餃子の王将「高級化」に客離れは不可避…「3年で5回の値上げ」に消費者はついてこれるか

麺飯類の値上げ&定食はほぼ1300円に

セットメニュー

餃子定食1100円、炒飯セット1299円、天津飯セット1343円(すべて税込)

5回目の値上げでは、主食である麺飯類の値上げ率が高かった。 値上げ前、餃子の王将のラーメンは600円台と際立って安く、ラーメン一杯“1000円の壁”がある中で、値打ちのある商品だった。 しかし、今回の値上げでラーメンが税込750円程度になってしまった。それでも十分安いが、今までから100円以上値段が上がったことは消費者にとって痛手であることに変わりはない。 また、単品ではなく定食・セット商品を注文すれば、もれなく1000円を大きく超えてしまう。 餃子定食1100円(税込)、炒飯セット1299円(税込)、餃子の王将ラーメンセット1290円(税込)と、ランチ利用の会社員が気軽に頼める額ではなさそうだ。

顧客の来店動機を高めるキャンペーン実施

キャンペーン施策

公式HPより

餃子の王将の堅実経営には定評があり、安定した財務状態は強みだ。 店を取り巻く環境が激変しても、経営基盤が安定しているため、顧客は安心して食事ができるのは事実。ただし、度重なる値上げは顧客の行動に影響を与えてしまうだろう。 餃子の王将も、値上げに伴う客数の鈍化を傍観しているわけではない。顧客の来店動機を高め、将来的に店を支えるロイヤルカスタマーを作るための施策を積極的に行っている。 集めたスタンプ数に応じて会計が5%割引になるカードや限定グッズを贈呈する「2026年版(6月27日~12月14日)2026年版ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーン」もそのひとつ。 2025年版はすでに終了してしまったが、3月から6月まで4か月連続で月後半の約15日間、ポイントが倍増になるキャンペーンを行っていた。 スタンプを貯め続ければ、飲食代10%割引のプラチナ会員になることも可能だ。10%割引は強い利用動機となるだろう。ちなみに筆者もプラチナ会員である。
次のページ
ディナー帯の活性化も課題だが…アルコール類も値上げ
1
2
3
飲食店支援専門の中小企業診断士・行政書士。自らも調理師免許を有し、過去には飲食店を経営。現在は中村コンサルタント事務所代表として後継者問題など、事業承継対策にも力を入れている。X(旧ツイッター):@kaisyasindan
記事一覧へ
SPA!編集部が「人生後半を賢く楽しく生きる」をテーマに厳選した記事をメルマガ会員限定で毎週金曜日にメールでお届けします。仕事・お金・性・人間関係…人生を豊かにする秘訣が見つかります。無料・10秒で完了です。
無料でメルマガ登録する⇒⇒
※登録後、メール認証が必要です。受信した認証メールをクリックして、登録を完了させてください。
※認証メールが届かない場合、迷惑メールに入っているか、メールアドレスが間違っている可能性があります。再度ご登録ください。
【関連キーワードから記事を探す】