スポーツ

【W杯まであと1年】サッカー日本代表と“世界の強豪”、現段階での“戦力差”はどれほどなのか。「有力クラブ所属選手数」を比較して分かったこと

日本代表と“世界の強豪”を比べてみると…

 日本代表は次のワールドカップで優勝を目指すと公言し、「最高の景色を」を合言葉として掲げている。実際のところはベスト8進出でも及第点だろう。  前回大会のベスト8に入ったチームの上記データがどうなっているかも調べた。UEFAクラブランキングは前回大会開催シーズン時を参考にしており、それぞれ以下のとおりとなった。もちろんこのデータがすべてではないとはいえ、実力を測る指標にはなりえそうだ。※フランスは負傷離脱者がいたためチーム全員が26人ではなく25人 アルゼンチン:圏内クラブ所属人数=22人:平均順位=20位 フランス:圏内クラブ所属人数=25人:平均順位=24位 クロアチア:圏内クラブ所属人数=19人:平均順位=45位 モロッコ:圏内クラブ所属人数=10人:平均順位=43位 オランダ:圏内クラブ所属人数=25人:平均順位=26位 ブラジル:圏内クラブ所属人数=21人:平均順位=11位 イングランド:圏内クラブ所属人数=23人:平均順位=20位 ポルトガル:圏内クラブ所属人数=25人:平均順位=26位 日本(2022):圏内クラブ所属人数=11人:平均順位=69位 日本(3月):圏内クラブ所属人数=11人:平均順位=44位  現在の日本代表は前回大会のモロッコの戦力と同等クラスといえ、ベスト4の可能性もあるだけのメンツが整っているといえる。ヨーロッパの国が多く自国リーグに圏内クラブに入るチームが多いという事情もあるが、26人中20人前後が圏内クラブに所属する選手で平均順位が20位程度になる戦力がそろえば、ベスト8が盤石になりそうだ。  また、ベスト8に進出するようなチームにはトップ20に入る強豪クラブに所属するメンバーが多い。先述したとおり、現在の日本代表メンバーでは3人だけである。この人数も増えると、さらに可能性は高まるといえるだろう。  1年後のワールドカップ本大会前に、20人20位に近づく可能性があるうわさを耳にしている現状だ。  とはいえ、結局は環境に合う合わないは個々によって異なるし、国内のJリーグでも大きく成長できる選手はいる。まずは個人として成長できる最良の選択をして、1年後に代表チームの一員として還元してほしいと強く望む。 <TEXT/川原宏樹 撮影/Norio Rokukawa>
スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる
1
2
3