ソープランド「川崎kiseki」に“超高学歴風俗嬢”がいる。国立大学医学部に在籍している、ことこさん（@SoapDeliLounge）、24歳だ。働き出してまだ2か月とはいえ、「月25日出勤」というすさまじいペースで働く彼女。なぜ、性風俗産業に従事するのか。生い立ちから恋愛遍歴まで、余すところなく語ってもらった。 ――名門・豊島岡女子学園中学校、高等学校のご卒業だそうですね。他にも千葉御三家の一角、渋谷教育学園幕張、慶應義塾中等部などの名門校に合格されたと伺いました。 ことこ：そうですね。昔から学ぶことは好きです。幼稚園の時点で、ひとりで黙々と図鑑を読んだり、譜面を暗記したりするのが好きな子どもでした。勉強を苦にしたことはなくて、合格できなかったのは、桜蔭学園だけでした。 ――その一方で、性的にもかなり早熟だったとか。 ことこ：かなり（笑）。昔から性欲は強かったですね。小4で生理が来ると、性的なことに興味津々でした。当時、FC2動画とかカリビアンコムなどの動画サイトをよく見ていましたから。 　東京の中学受験は2月1日から始まるのですが、1月は体調などを整えるため、学校を休む子が非常に多いんです。私もご多分に漏れずそのなかのひとりでした。そして、同様に塾の仲間で“調整休み”をしている男子がいて、彼の家で午前中に勉強をしてから塾へ行くのが日課でした。 　それがいつの間にか、セックスをするようになっていて（笑）。正直、2月1日の桜蔭学園の受験合否よりも、「妊娠してたらどうしよう」のほうが気になっていました。私は桜蔭学園に嫌われたわけですが、彼も“東京御三家”の一角を受けて、見事に滑っていました（笑）。 ――初体験が小6とは驚きです！　女子校に通いながら、彼氏が途切れたことがないと聞いたのですが。 ことこ：本当です。ちなみに、小6のときの初体験の相手とは、高1まで交際することになります。彼はご両親がお医者さんで、非常に家柄がよく、遊びでセックスをしていたというよりは、かなり真剣に交際してくれていたのだと思います。「親にも紹介するから」とよく言ってくれていました。個人的に、高学歴で身元がしっかりしているところに惹かれるのは、そういう原体験もあるかもしれませんね。 ※恋愛遍歴は高学歴男性ばかりのことこさん。だが、お店では当然、ブルーカラーのお客さんも多い。有料記事後半では、そんな彼女が働き始めたワケと接客する中で見つけた“意外な発見”を余すことなくお伝えする。（残り：2281文字） ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter：@kuroshimaaki