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浅草橋の聖域で、激アツからの滝水冷却ブースト 黙って“漢”に徹する【ミスSPA!2024 三田のえ/ベストサウナvol.60】

週刊SPA!主催の新人発掘オーディションを勝ち抜いた「ミスSPA!2024」たちによる、連載「ベストサウナ」。第60回は『浅草橋サウナ SANCTY』(サンクティ)をレポートする。

頭一つ抜けた、カラカラ高温サウナを体感!

ベストサウナ●今回のサウナー・ミスSPA!2024 グランプリ 三田のえちゃん ’02年、栃木県生まれ。T151 B80 W55 H84。2nd DVD『あの日見た僕だけの笑顔』が発売中

120℃超え高温サウナと、-6℃の冷却室、驚異の温度差!

ベストサウナ

壁面のセンサーに手をかざすと約20秒間、大量の冷水が注ぐ

 インバウンドで賑わう秋葉原駅のお隣、浅草橋駅からすぐ。’24年8月にオープンした「浅草橋サウナ SANCTY」は、その名の通り、熱を愛する者たちの“聖域”として誕生したサウナ施設である。前身の店舗からオーナーチェンジを経て立ち上げられた同施設の最大の特徴は、120℃を超える激アツドライサウナ。メトス社の電気ストーブによるカラカラ高温の環境は、まさに“漢のサウナ”といった趣で、1時間に1回(9~22時)のアロマロウリュ&うちわアウフグースによって、一層鋭い熱気が全身を包む。サウナ内は音楽もテレビもなく、ただ黙って熱と向き合うことに徹している。
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薄暗くテレビやBGMがないため、集中して熱と向き合える超ストイックなサウナ室

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空調にこだわった休憩エリアは、アロマの香りが漂う。インフィニティチェアもずらり

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水風呂が苦手な人におすすめな冷却室。滝シャワー後に利用すると冷却効果が倍増

 クールダウンには滝シャワーとマイナス6℃の冷却室を用意。赤外線センサーで頭上から勢いよく降り注ぐ滝水は、冷却室下部に備えられたタンクで冷やされており、シングル並みの強烈な体感。そのまま隣の冷却室でブーストするもよし、冷却室単体でゆっくり体を冷やすもよし、ふたつの機能を自由に組み合わせて、新たな冷却体験が楽しめる。水風呂こそないが、サウナ室と冷却設備の温度差が大きいため、しっかりととのうことができた。また、動線もシンプルにまとまっており、アロマの香りが漂う外気浴のほか、ごろりと寝転べる内気浴もあり、ととのいスペースも潤沢に揃っている。  もうひとつこの施設を語るうえで欠かせないのが「自由さ」だろう。館内ルールは「汚さない」「飲食物を持ち込まない」という最低限のもののみ。スマホ利用や喫煙所でのととのいも、周囲の迷惑にならなければOKという柔軟さだ。また、店舗内のノートや受付での会話を通じて利用者の声を積極的に拾い、実際に導入された改善点も多い。まさに、ユーザーと一緒になって、この聖域をつくっている。
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寝転びスペースには携帯充電器やテレビがあり、自宅のようにくつろげる

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冷却室のタンクで冷えた水は、チラーを通しているかのような冷たさ

 さらに、同施設はビジター利用のほか、月額9980円のサブスク会員システムを導入。後者は24時間365日入り放題なので、通勤の前後に1セットだけ利用するビジネスマンや、近隣住民のリピーターも多いとか。店長が「正直、サウナ好きの方にしかハマらないと思っています」と語るように、この個性的で尖った設備と自由度の高さは、自分なりのスタイルを模索しながらサウナを楽しみたい、探求者にぴったり。ここがホームサウナだったら、連日通い詰めることだろう。 ベストサウナ ベストサウナ
<取材・文/森野広明 撮影/日暮翔>
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