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大谷翔平「大活躍」の陰で繰り返されたロバーツ監督の“愚行”…大量リードでの「野手登板」は是か非か

日本では野手がマウンドに上ることがほぼない

 一方、日本のプロ野球ではどれだけ大量リードを奪われていても野手がマウンドに上ることはほとんどない。  今月3日に死去した長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督は、現役時代から常に全力プレーを貫き、負け試合でも最後まで打席に立ち続けたという。「その試合が最初で最後の観戦になるファンもいるかもしれないから」という考えから来ており、その哲学は2度の監督時代も同じだった。  先述した通り、メジャーでは、ドジャースに限らず“捨て試合”をつくることは珍しくない。野手の登板だけでなく、主力野手を早めにベンチに下げる場面もメジャーでは頻繁に見かける。  年間試合数がプロ野球よりも約20試合多く、ダブルヘッダーや12~13連戦なども当たり前。さらに東海岸と西海岸の長距離移動には3時間の時差も伴う。それでいて、登録人数もメジャーの方が3人も少ない。  シーズンを通して考えれば、ワンサイドの試合で野手の登板が発生してしまうのは仕方のないことだろう。

トレード期限の7月末に向けて動きがあるか

 それでもなお、ロバーツ監督はヘルナンデスを投手として起用し続けるのは、単純にドジャース投手陣の枚数が足りていないから。開幕からローテーション投手が続々と戦列を離れ、救援陣の負担は変わらぬまま。大谷が投手復帰を果たしたとはいえ、イニング数にも限りがあり、すぐの負担軽減にはつながらない。  果たしてロバーツ監督はヘルナンデスの投手起用を続けるのか、それとも新たな投手補強に乗り出すのか。トレード期限の7月末に向けて、ドジャースフロントにそろそろ大きな動きが出始めてもおかしくない頃だ。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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