更新日:2025年06月27日 16:14
スポーツ

年間“42本ペース”で覚醒!30歳・鈴木誠也が「メジャーで長距離砲になれた」決定的な理由

苦手の落ちる球を克服

 さらに、鈴木の進化の陰には、苦手の克服もある。球種別の打率を見ると、オフスピードと呼ばれる4つの球種(スプリット、チェンジアップ、フォーク、スクリュー)に苦戦していた。  いわゆる落ちるタイプの球種に対する打率は、1年目から.190→.246→.206。メジャーではこれらの球種に大いにてこずっていたが、今季は26日時点で打率.424にまで上昇。逆にスライダーやカーブといった曲がる系の変化球に苦しんでいる面はあるが、昨季までの苦手を克服した事実は大きい。

日本人選手2人目の“大台”も

 また、先述した通り、今季の鈴木は盗塁数が激減。年齢的にも今後、脚力は衰えていくのが自然の摂理である。DHを任されるようになったこのタイミングで、“走”を捨て、長距離砲へスタイル転換を図ったのは、長い目で見ても賢明な判断といえるだろう。  今季は残り81試合。このペースで行けば、大谷翔平に続く日本人選手2人目の大台40本塁打も見えてくる。ケガさえなければ、2004年に松井秀喜氏が記録した31本塁打を超えることはほぼ確実だ。  鈴木はシーズン終盤に向けて打撃の調子を上げてくるタイプだけに、本塁打数がさらに増える可能性もある。果たして、充実期を迎えた鈴木は最終的にどんな成績を残してくれるだろうか。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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