デジタル

「64GBのiPhone」を現役で使い続けるための“ストレージ容量節約術”。月数百円払わなくてもサクサク動く

「システムデータ」が邪魔!!

 同じiPhoneを長く使っていると、ストレージに「システムデータ」が蓄積されていく。これはネットやアプリの履歴、ストリーミング再生中の動画や音声などが、端末上に保管されていることを示す。  中身がわかりにくいので「ゴミじゃん」と思うのもごもっともだが、このデータのおかげでiPhoneをサクサク使えているのも事実であり、適当に付き合っていくしかない。以前のiOSでは、数十GBに及ぶシステムデータを吐き出してユーザーを困らせていたこともあったが、最近は若干マシになった。
iPhone  ストレージ

「設定」アプリの「一般」を開き、一番下までスクロールすると「システム終了」の項目があり、電源を切ることができる。コントロールセンター右上の電源ボタンでも可

 システムデータが大きすぎる場合には、端末を再起動してみよう。データが全部消去されることはないが、これにより数GB程度が解放されることもある。後述するOSアップデート時にも役立つ小ワザとして、ぜひ覚えておきたい。  なお、システムデータを完全に削除する方法は「初期化」のみとなる。iPhoneに保存されている他のデータも削除されてしまうため、できれば避けたいところだ。

OSアップデートは決戦の時

 さて、ケチケチ・カツカツのiPhoneを使っていて一番困るのは、新しいOSが配信された時である。OSアップデートの適用には数GB単位の空き容量が必要になるが、そのスペースを用立てられないと、危険な状態でiPhoneを使うことになってしまう。
iPhone  ストレージ

大勝利!! 容量が64GBしかないiPhone 12 miniに、最新OSを無事インストールすることができた。しかしあと数年で、最新のOSには対応しなくなる……

 しかし、ここまでに確認した節約方法をフル活用すれば、ストレージが64GBしかない古いiPhoneでも、OSのアップデートは可能なはずだ。まずは「アプリを取り除く」設定を確認し、使っていないアプリを手動で取り除く。次いで不要な写真や動画をバックアップして削除。仕上げにiPhoneを再起動して、空き容量を増やしてみよう。アップデートが無事成功したら、「また一つ勝利を重ねた」と悦に入るもよし。古いiPhoneを使い続けるモチベーションは、そうやって上げていくしかない。  とはいえ、肝心のiOS本体のファイルサイズが肥大化傾向だし、並んで、OSのサポート期限というタイムリミットも迫ってくる。  今のiPhoneをいつまで使えるかはケース・バイ・ケースだが、価格の高止まりが今後も続くようならば、お手頃なAndroidスマホへの乗り換えを真剣に検討するべきかもしれない。 <TEXT/ジャンヤー宇都>
「平成時代の子ども文化」全般を愛するフリーライター。単著に『多摩あるある』と『オタサーの姫 〜オタク過密時代の植生学〜』(ともにTOブックス)ほか雑誌・MOOKなどに執筆
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