ライフ

「唯一残った地元の友人」と疎遠になってしまった悲しいすれ違い。“不自然な返信”の真意は…

結局、関係は途絶えてしまった

 そんな最中に、鶴間さんからの誘いがなかったばかりか、結婚したてでの妊娠報告を受け、八つ当たりしてしまったもよう。 「Aからは『あの時はごめんね。あらためてになるけど、おめでとう! 今度遊びに行くね!』と言われたんですが、どうしても気が進まず……。当たり障りない返事をして連絡を終えました」  以来、産後からしばらく経った今に至ってもなお、Aさんとは会っていないと話します。 「今になって考えると、遊ぶ約束を説明なくふいにしたうえに、その理由がまさに自分が今悩んでいる妊娠絡みだったと判明しては、余裕がなくなってしまっても仕方がないよなあ、と思います。キャリアに結婚、出産、介護など、大人になっても人生は目まぐるしく変化するし、そのデリケートさは、学生のころよりも大きいのかもしれません。  だからこそ、配慮ないしデリカシーは、長年の付き合いだろうが、過敏なくらい持っているべきだったのでしょう。大きな話題であればあるほど。とはいえ、自分がどんな状況であっても、大切な人たちの幸せはまず素直に喜べる人間でありたいですけどね」 =====  自省を交えつつも、まだ割り切れない気持ちがあることが窺える鶴間さん。長い人生の中でもトップクラスの喜びを、一緒に喜んでもらえなかったショックは大きかったと当時を振り返ります。  ただ、良くも悪くも人生の転機はこれからも訪れ続けるもの。この先、また2人の縁が交差する日が来る可能性も、また十二分にあるはずです。 <TEXT/萩ゆう>
住むところは中国地方や関西など、全国各地を転々と暮らすWebライター。温泉メディア、女性メディアなどで執筆中。特技はマラソンでフルマラソン3時間ギリの記録をもつ
1
2
3