セクシー女優が体験した「海外出稼ぎ」の実態。「女性が逃げられないようにする」悪質な仕組みとは
初日の豪華なホテルに騙される
――いやいや、すごい世界です。募集していたのは日本人のブローカーですか?
川奈:そうです。「豪華なホテルに泊まれて、仕事もきらびやか。ちょっとしたサービスでお金が稼げます」みたいな宣伝文句で女の子を集めていて。それにまんまとひっかかりました。
実際、初日は豪華なホテルに泊まって「ご飯もおいしいし、ホテルもすごい!」って感じだったんですけど、仕事が始まったらポリバケツに麺(笑)。お仕事内容的にも、大丈夫な子は大丈夫なんでしょうけど、私はちょっと受け入れられませんでした。
男性から「買われた」感じがすごいんですよ。男性も「お前のことを買ったんだから、言うことは全部聞いて当たり前」みたいな態度なので。
無事帰国したのに1円も貰えない場合も
――ブローカーからは、どのくらい稼げるって聞きました?
川奈:1週間くらいで200万円は持って帰れるって。しかもチップ文化だから、チップももらえばもっと稼げるかもしれないよ、と言われましたね。私も「そんなに稼げるのか、ワクワク!」みたいに考えてました。
――たしかに、金額的にはちょっと魅力的ではありますね。
川奈:でも海外のお金だから、あとから日本に送金するって形で。だから、もらえる子はもらえるけど、騙されて1円ももらえない可能性もあったらしいです。当時はそんなこと、全然考えていませんでしたけど。
今はもっといろいろなルートがある、と聞きますけど、1回経験した人間としては、もう行くもんかっていうのが正直な気持ちです。
――下手したら、行方不明になっていてもおかしくないですしね。
川奈:はい。だからほかの女の子にも、絶対にオススメはしないです。「セクシー女優だと稼げる」なんて言われてますけど、なにが起こるかわからないですから。もちろんセクシー女優以外の女の子にも、海外出稼ぎ売春に行くのはやめましょうと伝えたいです!
<取材・文/蒼樹リュウスケ、写真/林紘輝>
単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター
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