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「毎日お風呂に入れない」17歳で生活保護を受給した女子高生が直面した“貧困の現実と自立への道”

生活保護受給よりも親がお金の無心の電話をしている姿が嫌だった

彼女が17歳の時に、いよいよ困窮した一家は、生活保護を受給する。その時は、どう思ったのか? 「親への不満は、貧乏そのものより、行政に頼らず親戚に金の無心をする姿を見せられたことでした。『なぜ早く社会福祉を頼らなかったの?』と。父が母をかばう態度も苛立ちの種でした」 それなので、自分自身ではなく、受給したのは親だったこともあり、割り切った気持ちだったという。 だけど、生活保護を受給していることは、高校生当時には彼氏(現在の夫)くらいにしか言っていなかった。 「そもそも家庭の経済事情の話題が出ることはあまりないので、話す必要がなかったというのが、実際のところです。が、仕方ない事情で受給しているとはいえ、知られたら恥ずかしい・差別されるのが怖い・詳しい事情をわざわざ説明したくない……という気持ちもあったと思います」

「銭湯券」は、1人あたり年間60枚(約週1回分) のみ支給される

生活保護で支給される『銭湯券』は年間60枚(約週1回分)のみ。伯母の家で風呂を借りることもあったが、夏場は特に不足し、台所で体を拭く日々が続いた。 「毎日、お風呂に入れないので、台所で体を拭いたり洗ったりしていました」 憲法25条は『健康で文化的な最低限度の生活』を保証するが、高校生が毎日風呂に入れない現実は、その理想とは程遠い。
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就職を機に世帯分離をし独立
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ライター・原作者・あいである広場編集長。立教大学経済学部経営学科卒。「認知症」「介護虐待」「障害者支援」「マイノリティ問題」など、多くの人が見ないようにする社会課題を中心に取材する。文春オンライン・週刊プレイボーイ・LIFULL介護などで連載・寄稿中。『認知症が見る世界』(竹書房・2023年)原作者

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