「現役早大生セクシー女優・渡辺まお」引退から3年。「今思うと身バレしてよかった」と話す理由
本を出したところで“世間のレッテル”は変わらない。それでも神野藍が「書き続ける」わけ
インタビューの最後、「10年後、どんな風に今の自分に声をかけると思いますか?」と神野に訊ねてみた。
「もがき続けて正解だったよ、と言えるようになりたいですね。
本を一冊、出したところで、『元セクシー女優』という世間からのレッテルは何も変わらないんだな、と無力さを感じたのも事実です。でも、今はそんなやるせなさも含めて、自分の言葉と筆でひとつひとつ塗り替えていきたいと思っています。本を出したことで、自分の立ち位置がさらに明確になった気がします」
神野の口調には迷いがない。
「これまでずっと“自由になりたい”と思って、選択してきたんだと思います。セクシー女優になったのもそう、作家をしている今もそう。過去の“真面目で優等生だった自分”から自由になりたくて、そして今は、“脱いでいた自分”から自由になりたい。
これからも自分をほどき続ける、自由になるために、わたしは書き続けるんだろうなと思います」
人はどこまでも「自分」からは逃れることができない。自分を幸せにできるのは自分だけだ。生真面目なほど「わたし」を真正面に見据え、解体し、再生する神野の文章を、これからも読んでいきたい。
<取材・文/アケミン、撮影/藤井厚年>
―[神野藍]―
週刊SPA!をはじめエンタメからビジネスまで執筆。Twitter :@AkeMin_desu
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『私をほどく~ AV女優「渡辺まお」回顧録~』 早稲田大学在学中にAV女優「渡辺まお」としてデビューし、人気を一世風靡する。ホス狂い、身バレ、ストーカー、死の予感…。現役を引退し、「神野藍」として活動。AV女優時代の「私」を赤裸々に綴った衝撃のエッセイ。魂の叫びに感涙必至。
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