ライフ

「お前なんやその態度!」女性バーテンダーの胸ぐらを掴んだ迷惑男性客。さらに女性客とも揉め、現場は地獄絵図に…

気を引きたくてボトルを入れるも…

ワイン

※写真はイメージです(photoACより)

 カウンターに戻ってきたA男は、バツの悪そうな顔をしながらグラスを空けた。そして唐突に、「ボトル下ろすよ! 何がある?」と聞いてきたのだ。  メニューを手渡すと、彼は再び女性たちの席へ向かっていく。 「お姉さんたち、何飲みたい? ボトル入れよ!」 「そんなに飲めないよ」と控えめに返す女性たちに対し、「いいからいいから! ワイン飲める?」と食い気味にごり押し。  結局、2万円ほどの赤ワインをオーダーしたA男は、グラスを持ったまま女性たちの隣に座り込んで、またもや一問一答を始めた。  事が起こったのは、閉店時間が迫った頃。ラストオーダーも終え、会計の準備を進めていたときだ。A男がカウンターに戻り、ぶっきらぼうに言い放った。 「会計、別々にしてくれる? アイツら、あかんわ。自分らだけで喋りやがって」  なんと、女性たちの分は払わないという。おまけに、袖にされた腹いせか、彼女たちの悪口をこぼし始める。女性たちは楽しげに会話を続けており、こちらのやり取りにはまったく気づいていない。  さて、どうしたものか……。タブレットレジを使っているとはいえ、会計を分けるのはそれなりに面倒だ。大学生バイトと目を合わせ、無言の会議。  とりあえず、4人分の合計伝票と、男性陣だけの伝票をそれぞれ用意して見せる。するとA男の口から飛び出したのは…… 「高い! 俺たちそんなに飲んでないでしょ! ぼったくりか!?」  いやいや、あなたたち、ボトル開けてますから。それでも3万円もしないのだから、安いほうだ。  ごね始めた彼に内心イラっとしながらも、「お客様、お会計はいかがなさいますか?」と冷静に聞き返す。それが良くなかったのだろう。A男は突然、大声でキレ始めた。

「俺は客やぞ!」支払い拒否からの暴力行為へ

迷惑客

※画像はイメージです(画像生成にAIを利用しています)

「お前なんやその態度! 払う言うてるやろ!」  A男は怒鳴りながら筆者の胸ぐらを掴み、「お前が責任者か!?」「俺は客やぞ!?」と声を荒らげた。いや、こっちはただ会計の確認をしただけなんですが……。  支払いを拒み、店員に手を出した時点で、もう客ではない。A男の手を振り払い、後ろで怯えている学生バイトに「警察呼んで」と声をかける。  そのときやっと、異変を察したB男が近づいてきた。 「どうしたの?」と尋ねる彼に事情を説明する横で、A男はまだ「ぼったくりやろが!」「サービス悪いわ!」とわめき続けている。  するとB男が、落ち着いた声でこう言った。 「とりあえず、僕たちの分だけ会計して。女の子たちの分は、僕が出すから」  こっちは話が通じる人でよかった……。ほっと胸をなでおろした、そのときだった。
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「約束が違う!」修羅場に発展
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福岡県出身。フリーライター。龍谷大学大学院修了。キャバ嬢・ホステスとして11年勤務。コスプレやポールダンスなど、サブカル・アングラ文化にも精通。X(旧Twitter):@0ElectricSheep0、Instagram:@0ElectricSheep0

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