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1時間で50万円が動く違法賭博「マンション麻雀」の実態。今では壊滅状態も、その“精神”は歌舞伎町の高レート店へ

賭け麻雀が黙認される理由と摘発の線引き

冷蔵庫

ドリンク用の冷蔵庫

——最近はノーレートの雀荘も増えているそうですね。 福地:ノーレート店、いま急増していますよね。麻雀をあまり知らない人にもMリーグがウケていて、そこから麻雀にハマる人がけっこう多いので。麻雀=賭け麻雀みたいな昔からの麻雀打ちも多い一方で、最近は賭け麻雀のほうが傍流になりつつあります。 ——そもそも賭け麻雀って1円でも違法ですよね? 福地:まあ、そうですね。 ——パチンコもいろんな建前のもとで営業されていますが、賭け麻雀が黙認されているのは、なぜですか? 例えばポーカーのお店でお金を賭けていることが発覚したら即日警察が来そうなものですけど……。 福地:雀荘って昭和初期からあるんですが、戦後間もなく花札と雀荘が同時に営業許可の申請をしたとき、警察は雀荘だけ営業許可を出したという話があるんですよね。管理された大人の社交場で賭ける分には黙認しないと、一般家庭にも入り込んでしまうということで。
段ボール

摘発された店の前にあった「警視庁」のロゴ入りの段ボール

——それだけ賭け麻雀は人気で打つ人も多いと。まあ、取り締まる側も麻雀打ちが多そうですもんね。 福地:“公然性”と言うらしいんですが、内輪でコソコソ賭ける分には見逃すという話で、例えば店の外でティッシュとか配らせて呼び込みとかするとすぐ摘発されます。あまり一般に向けてアピールはしてくれるな、ということで。 ——めちゃくちゃ大人の世界の話ですね……。 福地:広告に関しても雀荘が『近代麻雀』(竹書房)みたいな専門雑誌に出稿する分にはいいんですが、一般誌に出したら一発アウトなんです。 ——賭けのレートも関係しますか? 福地:実際のところはあまり関係ないと思います。警察から指導が入るときの理屈としては言われるんですが、高レートのお店より優等生みたいなお店が摘発されることが多いので。一番はやはり外に対するアピール度合いを問題視しているのかなと思います。 <取材・文・撮影(人物)/伊藤綾>
1988年生まれ道東出身、大学でミニコミ誌や商業誌のライターに。SPA! やサイゾー、キャリコネニュース、マイナビニュース、東洋経済オンラインなどでも執筆中。いろんな識者のお話をうかがったり、イベントにお邪魔したりするのが好き。毎月1日どこかで誰かと何かしら映画を観て飲む集会を開催。X(旧Twitter):@tsuitachiii
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ルポ マンション麻雀 ‐バブル期から脈々と続く超高レート賭博の実態 ルポ マンション麻雀 ‐バブル期から脈々と続く超高レート賭博の実態

バブル期から現在まで脈々と続く超高レート賭博「マンション麻雀」。ヤクザや裏プロが札束を積み上げる鉄火場として、麻雀漫画や映画ではお馴染みだが、実際に足を踏み入れた人はまずいないだろう。本書は雀ゴロライター・福地誠氏が伝説の鉄火場「マンション麻雀」で、勝ちに挑んだ六年間の記録である。魑魅魍魎のごとき強敵相手に身を削って戦うと同時に、謎のベールに包まれた鉄火場の実態も詳細にリポートしている。

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