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バスで「唐揚げ弁当」強烈なニオイを充満させる中年男性…迷惑する乗客を救った“高校生の一言”

工場夜勤明けの乗客たちと“事情”への理解

 杉浦さんは、その驚きの光景を目にしながらも、ふとあることを思い出したといいます。 「このバス路線は、近くにある大きな工場からの夜勤明けの人たちがよく利用するんですよ。バス停のすぐそばに、早朝から開いてる弁当屋があって、よく列ができているのも見かけます。たぶん、その人も夜勤明けで、空腹に耐えられなかったんじゃないかって」  一瞬、”仕方ないのかもしれない”と同情の気持ちがよぎります。しかし、それでもなお、車内に広がる匂いは強烈で、周囲の空気は明らかにざわついていました。 「みんな、何も言わないけど、顔には出てるんです。眉をひそめたり、口元をハンカチで覆ったり…誰もが内心、戸惑っていたと思います」

金髪高校生の「一喝」が状況を一変させた

 そのとき、車内の空気を一変させる出来事が起こります。前方の座席に座っていた、金髪の男子高校生が立ち上がり、男性に向かって声をあげたのです。 「おっさん、臭ぇんだよ!」  一瞬、車内の空気が凍りつきました。静寂を破ったその一言に、誰もが息を呑みました。 「最初は、ちょっと乱暴すぎるかなと思いました。でも、その子の行動は続きました」  高校生は男性の手から弁当を取り上げ、さらにポケットから500円硬貨を取り出して男性に差し出しました。 「みんな迷惑してんだから、このお金で降りてからもう一回買って」  と言って、その高校生は男性の膝にあった弁当をゆっくり取り上げ、ふたを閉めて元のビニール袋に入れて硬く結んだといいます。その目は真剣で、決してふざけている様子はなかったそうです。 「すごく真っ直ぐで、怒ってるっていうより、困ってる周囲の人を思っての行動だって感じました。なんか、説得力ありましたね」
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大人として何もできなかった自分に反省
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愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営

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