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花火大会の有料席や観覧チケットの転売が横行…中国人観光客向けに高値転売する業者も。主催者の対策は?

コロナ、運営費、SNSと複数の要因が絡み合う

花火大会[乗っ取り転売ヤー]の実態

葛飾花火の場所取りは1万5000円から!

 前出の安斎氏は花火大会チケットの転売が増えた要因についてこう語る。 「コロナ禍の3年間で、人流を抑制する目的から観覧席の有料化が一気に進みました。一方、SNSの普及で情報が広まりやすくなり、想定を大きく上回る観覧者が集まるようになった。結果、警備員の増員など安全対策費が大幅に膨らんでいます。さらに昨今の急激な物価高騰もあり、従来の予算組みでは運営費を賄いきれず、個人客にも負担をお願いせざるを得ない状況になりました。こうした背景から全国的に人気の高い花火大会は、営利目的で高額転売されるケースが急増しています」  安斎氏はチケット争奪戦が熾烈を極めるなか、従来の対策だけでは限界があると説く。 「フリマサイトでの出品規制も必要ですが、何より『転売チケットを買わない』という意識が大前提。私たち花火ファンがSNSで注意喚起するなど、一人ひとりができることを意識して、花火大会を未来へつないでいきましょう」  転売ヤーに乗っ取られた後ではもう遅いのだ。

中国SNSでの転売が確認された花火大会とその値上げ率

 •葛飾納涼花火大会(東京都):1.5~2倍  •桑名花火大会(三重県):2.5倍  •隅田川花火大会(東京都):2~3倍  •神宮外苑花火大会(東京都):2~3.5倍  •ふくろい遠洲の花火(静岡県):2倍  •豊田おいでんまつり花火大会(愛知県):1.5~2倍  •長岡まつり大花火大会(新潟県):3~5倍  •江戸川区花火大会(東京都):1.5~3倍  •いたばし花火大会(東京都):2~4倍  •幕張ビーチ花火フェスタ(千葉県):2~3倍  •諏訪湖の花火(長野県):1.5~2倍  •赤川花火大会(山形県):1.5~2倍  •大曲の花火(秋田県):2~4倍 ※編集部調べ 取材・文/週刊SPA!編集部
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