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NMB48の進化を見届ける安部若菜。変化するグループの挑戦と未来

安部若菜――そして、夏の特別コンサートがあるということで、テーマから聞かせてください。 安部:今回メインとなるのが、「天使のユートピア公演」と「ここにだって天使はいる公演」。NMB48劇場で行っていた公演をライブバージョンで披露します。「天使のユートピア公演」は、2024年に始まった10年半ぶりとなるオリジナルの公演で、「ここにだって天使はいる公演」は2013年に初めてNMB48がいただいたオリジナル公演です。これまでのNMB48と今のNMB48が楽しめるのが魅力ですね。 ――「ここにだって天使はいる公演」は若手メンバーで構成されていますが、新しいアイデアが出てきた部分はある? 安部:8期生以下、加入して4年目ぐらいのメンバーで構成されているんですけど、その公演を坂下真心ちゃんがリーダーになって引っ張っていて、後輩にアンケートとりながら、意見をまとめて公演を作り上げている。それはすごく頼もしいし、成長を感じる部分ではありますね。 ――NMB48といえばお笑い要素も欠かせない部分ですが、大人しいメンバーは増えてくると影響はありませんか。 安部:面白いことがしたいっていうのは、今も変わらずにやってますね。ステージで組体操をしたいって若手が提案してきたりもしますし(笑)。MCでウケなかったことをなによりも悔しがるメンバーも多いので、そのNMB48イズムは脈々と受け継がれています。今も芸人さんと歌を1曲も歌わないコーナーメインの公演もやっていて、公演終わりに芸人さんと一緒に反省会をしてますからね。そこまでストイックにやってる48グループは他にないと思いますよ(笑) ――大阪・関西万博のスペシャルサポーターも務められていますが、万博からNMB48の公演に遊びに来てくれる外国の方もいるんですか? 安部:いますね。公演をしていても海外ファンの方も増えているんですよ。海外の人からすると、ライブを座って観るっていうのが珍しいみたいで。最初は緊張した感じで座って観てるんですけど、途中から乗ってくれている姿を見ると、日本のアイドル文化に国境はないんだなと嬉しくなります。とくにアイドルらしい可愛い曲のウケが良くて、ふりふりの衣装にもハマってくれる人は多いですね。

ハングリー精神を忘れずに

安部若菜――節目の年にNMB48の掲げている目標を教えてください 安部:15周年を迎える年ですけど、卒業するメンバーも多くて、ファンの方も重たい気持ちを抱えてる方も多いのかなというのは肌で感じているので、今後は前向きで明るい気持ちを発信していきたいです。これからはNMB48の第二章だとよくいわれたりしますが、新たなNMB48を見つけれたらなと思っています。 ――安部さんは1期生の山本彩さんの卒業コンサート「SAYAKA SONIC」に参加されていて、ああいう大きな会場でライブをやっていた過去と比べたりしないものですか? 安部:NMB48に入って最初のコンサートが、グループ史上最大の規模(3万人集客)だったので。それが当たり前じゃなかったんだなっていうのは思いますし、周年ライブでも大阪城ホールに立てなくなったという厳しい現実もあるので、悔しさはあります。そこまで先輩たちに連れていってもらったわけで、自分が先輩として連れていかないといけない立場になっているのに、できていない不甲斐なさも感じています。 ――今のNMB48の面白さをどう捉えていますか。 安部:いろんな波があるなかで、新しく作っていこうという転換点でもあります。魅力的なメンバーが急成長する姿を追える楽しさを感じてもらえるところだと思います。 ――NMB48の未来として、現在11期生のオーディション中ですが、安部さん的にどんな子に入ってきてほしいですか? 安部:ハングリー精神が溢れる子がいいです。今のメンバーはアイドルになりたくて入ってきた子が多いんですけど、違うエッセンスとして「絶対に芸能界でのし上がってやります」とか「NMB48は売れるための踏み台としか思ってません」ぐらいの勢いがあるほうが面白い。そういう子が入ったら、他のメンバーも刺激になって、競争心が芽生えてくれるんじゃないかなって思います。目標に向かってがむしゃらに汗をかける子が、NMB48の新しい風を吹かせてくれるんじゃないかと期待してます。 取材・文/吉岡 俊 撮影/山田耕司(本誌)
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