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打者・大谷翔平は好調なのか…自己ワーストレベルの“とある数値”が示す「打棒爆発の予兆」

大谷のBAIBIPは高い傾向

 なお、もっとも“打球運”が良かったのがメジャー2年目の2019年で、BAIBIPは.354だった。その後も20年を除けば毎年3割以上をマーク。逆にもっとも“打球運”が悪かった年の21年でも.303である。  大谷は運も味方につけつつ、安打になりやすいライナー性の当たりが多いのも特長。さらに俊足を生かした内野安打が多いため、BABIPはやや高めに出ており、今季を含めたメジャー通算BABIPは.324をマークしている。  ところが先述した通り、大谷の今季BABIPは3割に届いていない。これは7月に入ってから大きく下げた影響で、実際月間BABIPはわずか.154。これは、2020年7月にマークした.125に次いで自己ワースト2位である。

昨年終盤のような活躍に期待できるワケ

 ただし、BABIPの低下は何も悪いことばかりではない。7月以降の大谷は単に運に恵まれていないだけともいえるだろう。統計的には、今後、徐々にキャリア通算の.324に近づいていくはずだ。  すでに本塁打量産態勢に入った大谷が、“幸運”も手にすることになれば、歴史的快挙を遂げた昨年終盤のような活躍にも期待できそうだ。  チームは7月末に迎えるトレード期限を前に、補強に動く可能性が高い。それと同時に現有戦力の底上げと、こぞって不調に落ちっている野手陣の巻き返しは必要不可欠。なかでも大谷が1年前の再現を果たすことができれば、ドジャースは2年連続世界一に大きく前進するだろう。 文/八木遊
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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