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HKT48・地頭江音々、卒業センターに抜擢! 同期の豊永阿紀との深い絆に迫る

豊永阿紀、地頭江音々

豊永阿紀、地頭江音々

――今回の楽曲「半袖天使」の印象はどうですか。 地頭江:自分たちでも思っているんですけど、HKT48 は夏との相性が抜群なので、久しぶりの夏曲ですし、「やっときたか!」っていう。私が今年25歳なんですけど、テーマが「制服の天使」で、それにはビビッています(笑)。 豊永:どっちもキャラ的にね(笑)。 地頭江:歌詞は学生の内容なんですけど、曲調が大人っぽいんですよ。太陽が降り注ぐ昼間の夏っていうより、落ち着いた夕暮れの夏っていうイメージ。だから、私がセンターでもよかったのかなって思えましたね。 ――最後のミュージックビデオは大分県にある遊園地で撮影されたんですよね。 地頭江:まさかの別府にまた戻ってきました(笑)。 豊永:音々ちゃんにとってこのMVの時間が特別いいものになればいいなと思っていました。私たちは面と向かって感傷に浸ることが苦手というか、照れ臭いのであまり寂しさも共有したりはしてなかったんですよ。だから、撮影中は自分が後悔しないようにそばにいたいと思っていたので、冒頭の3人の海のシーンにもカメラマンとして帯同して撮らせてもらっていました。そのときの写真を発表の前にSNSに載せたんですが、今までで一番というくらい反響があって、思いは写るんだなと思いました。あと、私が乗る予定ではなかったメリーゴーランドに音々ちゃんが呼んでくれて2人のシーンが出来たことが嬉しかったです。 地頭江:今回の曲には、3期生の山内祐奈ちゃんが活動12年目で初選抜したので、それもすごいことじゃないですか。祐奈ちゃんと私で長年頑張り続ける意味を証明できた気がするので、本当に今のHKT48 がそのまま写されている気がします。 ――最近は先輩、後輩を含めてセンター経験者の卒業が相次いでいると思うんですが、どんなことを感じていましたか。 地頭江:そうですね。あの頃は立て続けすぎて1回1回の衝撃が大きかったです。それによって、次世代を担う6期生たちがすごく成長した気がします。まだ加入して3年目ぐらいなんですけど、その吸収しようとする姿勢や責任感も感じますし、今後の伸びしろにも期待してます。 豊永:音々ちゃんは年下との関わりがめっちゃうまいんですよ、長女だから。後輩からの慕われ度もすごいし。それでいて、喝を入れるときはちゃんと入れる。やっぱり在籍が長くなるほど、後輩との関わりも難しくなると思うんですけど、先輩と後輩の中継地点に音々ちゃんがいる気がします。 ――後輩と接するときに地頭江さんが意識してるマイルールは? 地頭江:平等ですね。私がすごい人見知りでしゃべるのが苦手なので、7期生の江浦とか龍頭だと緊張しないでしゃべれるっていうのはあります(笑)。私はわかりやすいキャラクターがなくて、ひとりで自主練することが多かったので、なかなか先輩と関わりをもつことが少なかった。それは今でも後悔していることなんです。先輩が私のことを拒絶していたわけじゃなくて、私からいけば楽しい世界が広がっていたのに、「1期生さんとかももっと連絡を取っておけばよかったな」って。だから、後輩たちとはみんな平等に楽しい時間を過ごしたいなと思ってます。

今が一番輝いていると思えるようになった

――今作で地頭江さんがセンターを務める意味はどう感じますか。 地頭江:私は才能型じゃなくて地道にコツコツやってきました。選抜復帰するまでに4年ぐらいかかっているし、握手会でたくさんの方が来てくださるまで何年もかかっているし、本当に1つ1つに時間がかかってきました。だけど、たとえ時間がかかっても周りに認めてもらったからこそ、こういう未来があるっていうことを示せたんだなっていう達成感があるので。私がセンターでいる期間に、メンバーたちにも何か特別なものが生まれたらいいなって思っています。 ――豊永さんはHKT48 でもまとめ役だと思いますが、グループの現状に満足していますか? 豊永:どっちもあります。満足していない部分は、私たちはアリーナコンサートやホールツアーも経験させてもらって、あのときの景色を知っているからもう1回立ちたい。あの素晴らしい景色を今のHKT48 の全員で見たいんです。「HKT48は変わった」と言われることはあるけど、ちゃんとHKT48 イズムは継承している自負はあるからこそ、離れてしまった人にも一度ライブを見に来てほしいです。今の世代にしか出せない違う輝き方を感じてもらえるはずなので。 ――おふたりと同期の話でいうと、月足天音さんは卒業後、アイドルグループ・FRUITS ZIPPERのメンバーとして飛躍していて、HKT48 はなかなかテレビなどの露出が減っている現状があります。そういう部分にたいして悔しさとかはないですか? 豊永:単純にすごいとは思うけど、取り囲むものの大きさが違うので単純に比べて悔しいとかはないですね。もちろんパワーアップもしてるし、磨かれているけど、私たちが知ってる天音の部分も残っているから。これだけ戦える素材がHKT48にいたということは私たちも同じように戦えるはずで、どうしたらそのレールを今のメンバーで作れるかなっていうことに、考え方をシフトするほうがいいかなと思います。 地頭江:そうですね、私もあんまり特別視したことはないですね。ただ、天音とは別れ方が独特で。コロナ禍で無観客の卒業公演も初めてだったんです。だから送り出すすときに「もっといい形があったんじゃないかな」って考えることも多かったから。HKT48のファンの方も天音のことを見に行ってる方もいると思うし、向こうのグループからHKT48の現場に来てくれるファンの方もいると思うので。今はお互いに幸せでよかったという想いですね。 ――では最後に、来年迎える15周年に向けて、HKT48に期待することを教えてください。 地頭江:先輩たちが卒業されてから、あの頃を越えたいとか、自分たちに足りないものとかばかりを考えて過ごしていたけれど、いつの日から今のHKT48は誰にも負けていないし、1番輝いていると思えるようになりました。グループの未来を楽しみにできるようになったのは、自分たちに自信が持てるようになったときからだったので、私が活動している間に、あらためてHKT48 の良さや強みを後輩たちにも伝えられたらいいなと思います。 豊永:卒業後は喪失感も大きいと思うけど、私と音々ちゃんがここまで結束できたのも、強くなれたのも、たくさんの大きな背中を見送ってきたからなので、そういう存在が出てきてくれると思います。それがグループにとってまたひとつの大きな成長の機会になると確信しています。音々ちゃんが「HKT48はいつだって最高のグループ、今のHKT48が最強」という言葉をちゃんとみんなが信じられるように、自分自身も強くなって、最高と最強を更新できるグループにしたいと思いますね。 ――そういえば、2人のペア名ってないんですか? 豊永:9年間も活動してるけど、公式なのはないんですよ。ファンの人たちからは「風神雷神」とか言われるけど(笑) 地頭江:強い(笑)。それがしぶとく生き残ってこれた理由かもしれないね。
豊永阿紀、地頭江音々

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取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
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