上智卒の20代女性が「野村證券の内定を辞退してまで」吉原のソープで働き続けるワケ
上智大学経済学部を卒業し、大手証券会社である野村證券の内定を蹴ってソープランドでの仕事を続ける女性がいる。吉原ラビアンローズ所属のゆいかさん(@yuika_lavi)だ。彼女が頑なにソープランドで働き続ける理由とは――。
――上智大学1年生のときから性風俗産業に従事していると伺いました。ソープランドで働くことに戸惑いはありませんでしたか。
ゆいか:そうなんです。もっとも、吉原は20歳からしか働けないため、川崎にあるソープランドに勤務していました。最初はもちろん、戸惑いがありました。誰にも相談できないので、実際に働いている人がインターネットで発信している内容を調べていました。
私がソープランドで働くことに決めたのは、当時交際していた彼氏の影響がありました。当時の彼は、私が望まないのに身体の関係を求めてくる人で、しかも自分が満足したらそれでおしまいという、ラブドールのように扱ってくる男性でした。「どうせ性行為をするなら、お金をもらえたほうがいいや」と思い、ソープランドで働くことにしたんです。
――すごい決断です。でも、もともと苦手だった性行為を仕事にするのは辛くないですか。
ゆいか:それが、やってみると楽しいんです。お客様とプレイをしていくうちに、自分のなかにあるSな部分に気づいたんです。奉仕してあげることでだんだんお客様が喘ぎ始めると、こちらも興奮してくるんです。プレイが終わったあとに満足してくれる顔を見るだけで、「頑張ってよかったな」と思えます。
――天職ですね。しかし大学卒業後2年ほどしか経っていないゆいかさんですから、プライベートでも男性と交際することはあると思います。そのとき、ソープランド勤務がネックになることはないですか。
ゆいか:ありがたいことに、交際を申し込んでくれる人はこれまでもいました。当然、「いいな」と感じれば、交際することはあります。そのとき、私は必ず「実はソープランドで働いているけど、いい?」と聞くようにしています。「職業選択の自由があるから、気にしない」と言ってくれる人も多かったですよ。ただ、「自分は気にしないけど、どうして働いているの?」と聞かれることはありました。そういうときは、「お金が必要なの」とウソをつくようにしています。
一方で、やっぱり「それなら付き合えない」という男性もいました。それはある程度仕方のないことなのかなと私自身も思います。一番傷ついたのは、「そんな汚いことをしていたなんて」と言われたことでしょうか。
――ソープランドで働く理由について、「お金が必要」がウソというのは……?
ゆいか:もちろん、まるきりのウソではありません。生活をするために欠かせない収入源です。ただ私の場合、ソープランドで働く理由として、「楽しいから」が断然大きな理由です。正直に言ってしまえば、彼氏とのセックスよりも、お客様とのセックスのほうが楽しい場合が多いです。それは、割り切った関係性だからだと思います。どうしたって彼氏とは人間関係なので、さまざまなことを気にしてしまいますよね。お店では、そういうものが一切ありません。その違いは極めて大きいと思いますね。
※お金よりも楽しさ。そう語るゆいかさんの背景には、何があるのか。有料記事後半では、彼女の職業観を形成する要因の一つとなった実家の経済状況、そして、野村證券の内定を蹴ってまでこの仕事に就く理由を聞いてみた。(残り:1522文字)
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki

ゆいかさん
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