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6回1失点でも評価戻らず…菅野智之「市場価値急落」で“崖っぷち”に立たされた理由

リリーフ転向はあり得るのか

 一方で、仮に来季もメジャーでのプレーにこだわるなら、リリーフ転向が一つの案として浮上する。菅野の元同僚でもある上原浩治氏が、メジャー屈指の守護神として大活躍を収めた例もあるからだ。  菅野と上原氏は、どちらも30代半ばで巨人からオリオールズに移籍。ともに針の穴を通すような高い制球力を持つなど共通点が多い。38歳にしてワールドシリーズの胴上げ投手にまで上り詰めた大先輩の足跡をたどる選択肢を思い描いていても不思議ではない。

“第二の上原浩治”となる可能性も

 ただ菅野と上原氏を大きく隔てる事実もある。それが、巨人時代のリリーフ経験の有無だ。  巨人時代の2007年に先発からリリーフに転向し、2009年にメジャー挑戦を果たした上原氏。守護神として防御率1.74、32セーブの活躍を見せ、巨人を5年ぶりとなるリーグ優勝に導いた。  一方で、巨人時代の菅野は先発一筋。不調だった時期にリリーフ転向の噂もあったが、結局、実現には至らなかった。  菅野は球速と球威では、同時期の上原氏を上回っている。それだけに、メジャー公式球に対応を見せ、さらなる制球力アップを叶えれば、“第二の上原浩治”となる資質はあるだろう。  果たして、菅野は来季もメジャーで先発にこだわるのか、それともリリーフ転向も視野に入れるのか、はたまた古巣復帰のシナリオを描いているのか……。  いずれにしても、まずは今月末のトレード期限を待ちつつ、残り2か月間でシーズン序盤に勝ち取った信頼を回復させたいところだ。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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