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業界人が語る「見たい/見たくない」夏ドラマ7選。「マンネリ化をしていると言わざるを得ない」作品も

個性的なキャラと新しい切り口で学校問題に迫る意欲作

僕達はまだこの星の校則を知らない最後に、深夜アニメをメインに手掛ける30代の男性脚本家・C氏にも見たいドラマ、見たくないドラマを聞いた。 「注目している作品は磯村勇斗さんが主演を務める学園ヒューマンドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(関西テレビ・フジテレビ系、月曜午後10時~)ですね。 磯村勇斗さん演じる文字や音に色や匂いを感じる独特な感性を持つスクールロイヤー・健治が共学になった私立高校を舞台に、学生たちの問題に不器用ながらも向き合っていく学園ドラマ。 制服や恋愛、いじめといった問題をスクールロイヤーが軽快に解決していく分かりやすい内容ではなく、学校が嫌いだった健治がさまざまな感情を巡らせながら成長していくという構造が新しく、哲学的なセリフや善悪を明瞭化しないところも攻めていて、個人的には好感を持てました。 世界観が強すぎるかもしれませんが、磯村さんや堀田真由さん、稲垣吾郎さんといった実力派俳優の演技に説得力があるので、しっかりと物語に入り込むことができました。キャラクターの繊細な機微や新しいドラマを見たい人にはおすすめだとは思います」

青春の尊さが詰まった『ちはやふる —めぐり—』

ちはやふる —めぐり—もう一作面白く見ているのは、競技かるたをテーマにした青春ドラマ『ちはやふる —めぐり—』(日本テレビ系、水曜午後10時~)です。 広瀬すずさんが主演を務めた映画『ちはやふる』シリーズも好きだったのですが、同作の10年後を舞台にしたこのドラマも、ただの青春スポ根ものに留まらない魅力的な内容になっていると感じています。 主演の當真あみさんや原菜乃華さんなどの瑞々しい演技を見ているだけでもキュンキュンできますし、令和の学生像をリアルに描きながら、青春を謳歌する尊さもまっすぐに描いてくれている。若い人だけでなく大人も楽しめるドラマです」

清原果耶と成田凌が活きていない『初恋DOGs』

初恋DOGs一方で、C氏が夏クールドラマで見たくないと思った作品は何なのか。 「『初恋DOGs』(TBS系、火曜午後10時~)は序盤話で脱落してしまいました。清原果耶さん演じる愛を信じないクールな弁護士と成田凌さん演じる動物しか愛せない獣医が愛犬を通じて繋がっていく三角関係ラブストーリー。 かわいい犬をストーリーのキーにしたポップな恋愛ものにしてはストーリーのテンポが遅いことやキュンとなるシーンが少なすぎることが気になりました。 また、清原果耶さんも成田凌さんも若手きっての演技派ではありますが、繊細なキャラクターを演じられるところが魅力なので、火曜10時枠のキャストとしては渋すぎるかなと……。 もう一つは韓国ドラマでは主流なのかもしれませんが、回想シーンが多いのでストーリーに没入できなかった点も見なくなった理由ですね」 以上のように、ドラマ関係者たちが見たいドラマ、見たくないドラマについてリアルな感想を語ってくれた。 しかし、あくまで現時点の感想で、見たくないドラマに挙げていた作品でもこの先の展開次第で面白くなる可能性は十分にあるはずだ――。 猛暑が予想される今年の夏。行楽に出かけるのもよいが、各局の夏ドラマをじっくり見る時間に費やしてみてはいかがだろうか。 ライター/木田トウセイ
テレビドラマとお笑い、野球をこよなく愛するアラサーライター。
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