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参政党・さや氏が40〜50代の男性の票を集めたワケは「“捨てられた世代”を代弁できる候補」だったから?

辛酸を舐め続けた氷河期世代の鬱憤が“覚醒”に昇華!

急増![右派2.0]の肖像

※画像はイメージです

 参政党を筆頭に右派系議員が躍進を遂げた今回の選挙だが、SNSや街頭では“右派的な共感”を語る人の姿が、目に見えて増えはじめている。  北関東の自治体で非常勤職員として働く深山俊さん(仮名・48歳)、もその一人だ。  現在の職を得るまで、20年以上にわたり非正規雇用の不安定な立場に甘んじてきた。就職氷河期に大学を卒業し、最初に就いたのは自動車工場での期間工。  そこでブラジル人労働者と同じ待遇を受け、「なぜ外国人と同じ条件で扱われなければならないのか」と、怒りを覚えたという。 「特に、小泉政権下で派遣法改正を進めた竹中平蔵への怨念は今も深いです。一時はその怒りから左派政党に傾倒しましたが、共産党の無力さに落胆し、再び寄る辺を失ってて……。平均月収は15万〜20万円。職がない時期も珍しくなかった。信用もないから部屋も借りられず、車のローンも通らない。唯一の楽しみはAKB48のコンサート」  永遠に続くかのような「死んだような毎日」に終止符を打ったのは、ある晩、スマホに映った参政党代表・神谷宗幣氏の演説だった。 「僕と同世代の男が、こんなに熱い思いを持って日本を変えようとしている。全身に電流が走ったかのようでした」  気づけば、“陰キャ”だった深山さんは、1万人以上が集まる党の集会で、見知らぬ人たちと肩を組んで声を上げていた。それ以降、性格も明るくなり、何事にも積極的に臨めるようになったという。 「いまさら結婚も、世俗的な幸せも望みません。ただ、忌まわしい自公を倒して新たな国をつくりたい。それだけです」

ショート動画が「とにかくわかりやすかった」

急増![右派2.0]の肖像

参政党の動画は「これだ!」という感覚をくれると、高橋さん

 参政党を支持するのは“報われなかった男性”ばかりではない。  高橋美桜さん(仮名・48歳)は、高校卒業後に複雑な家庭環境から逃げるようにキャバクラで働きはじめ、30代半ばまで月収100万円を稼ぎ続けた。転機は、コロナ禍が明けた頃。参政党のショート動画が目に飛び込んだ。  そこでは、外国人による土地買収や、留学生への過剰な優遇策が明快に語られていた。 「とにかくわかりやすくて、日本の敵とその原因を繰り返し教えてくれました」  彼女もまた就職氷河期世代だが、「つらいと思ったことはない」と口にする。その裏には、女性ひとりで社会を渡ってきた自負が滲む。その誇りが、「自国民に冷たく、外国人に優しい」現政権への怒りに火をつけたのだろうか。 「フリーでずっとやってきたから、社会の空気には敏感。日本人の暮らしが苦しくなる中で、外国人を優遇するのはどう考えてもおかしいでしょ」  高橋さんはまた、「陰謀論者と言われるのはわかってて見ている」ともこぼした。参政党の生み出した熱狂の引力の強大さは、外側からでは計り知れないものがあるのかもしれない。 【政治経済評論家・池戸万作氏】 「消費税増税のリスクに関する有識者会議」の最年少出席者。財務省前で反緊縮デモのほか、全国各地で講演活動も行っている 取材・文・撮影/週刊SPA!編集部、写真/産経新聞社
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