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田中将大“3ヶ月ぶりの一軍復帰”が「来季契約への正念場」といえる理由。巨人が描く“200勝ビジネス”の裏側

グッズ展開から見える「球団の本音」


 ただ、田中が幸先よく白星を挙げたため、200勝はもとより、199勝の記念グッズまですでに手配していてもおかしくないだろう。つまり巨人としては、何とか田中には今季中に大台200勝を達成してもらい、ビジネス的なリターンを早めに回収しておきたいはず。  もし200勝が来季に持ち越しとなれば、そのためだけに契約延長に動かざるを得ないだろう。逆に今季中に200勝を達成すれば、巨人とすればすんなりとお役御免を言い渡すことができる。  まさに残り2ヶ月で現役続行を懸ける形となる田中とすれば、頭の片隅にある思惑がよぎっても不思議ではないだろう。それが、今季の200勝達成は“寸止め”にしておいて、新たに来季の契約を結ぶというものだ。

残り2ヶ月の活躍が来季契約のカギ

 もちろん巨人と田中の両者がウインウインとなるのは、今季残り2ヶ月で田中が快刀乱麻の投球を続け、来季も戦力になると証明することだろう。年齢的には36歳と老け込むにはまだ早い。  2学年上のダルビッシュ有は、35歳シーズンに16勝、36歳シーズンの翌年にも8勝を挙げるなど息の長い活躍を続け、昨年5月に田中に先んじて日米通算200勝を達成。今季もケガから復帰後は、優勝争いを演じるパドレスのローテーションの一角を担っている。  かつて“200勝争い”で先行していた田中としては、やはりこの数字だけは絶対に達成しておきたいだろう。ただ、それをいつ、どのように達成するかが来季以降の田中の運命を分けることになりそうだ。 文/八木遊(やぎ・ゆう)
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。
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