「妻は40歳、夫は27歳」13歳の“年の差婚”で経験した波乱万丈。近所からの通報、嫉妬、浮気…辿り着いた「本音で生きる」大事さ
年の差がうんだ嫉妬と不安、そして「非行」へ
——13歳差という、年の差があるからこその葛藤はありましたか?
まりこ:女として13歳年上だと、どうしても「老い」や「見た目」に意識がいくんです。SNSを開けば、きれいな若い子ばかりが目に飛び込んでくるじゃないですか。「私はバツイチで、子どももいるし、敵わないな」って勝手に比べて落ち込んでしまう。
そんな中で若い彼が、楽しそうにSNSで人と繋がっているのを見ると、どんどん不安になって……。彼がインスタグラムでつながってる女性には、全員嫉妬してました。それで私が詰め寄ることも増えて、結果的に彼を追い詰めてしまっていました。
——こうせいさんはどう感じていたのでしょう?
こうせい:僕はSNS世代ということもあり、フォロワーとは性別を問わず、気軽にやり取りをするんです。まりことも最初は趣味で繋がった女友達だったように、他にも同じバンドを好きな女友達もいました。正直、「個別で異性とやり取りするのは、仲良しのはじまり」とまりこに言われても、ピンと来なかったです。
まりこ:私としては、趣味の友達との連絡は、別に禁止はしていないし、一度説明されれば理解していました。でも、毎日のように問いただしていただことが、彼にとって負担になっていたんです。
こうせい:僕くらいの年齢だと、まだ結婚している友達がいないから、そのことを相談できる人がいない。精神的に追い詰められて、「男性としての器量が足りないから、上手くいかないんだろう」と判断したんです。
そこで「男磨き」のつもりで、浮気へ。たくさんの女の子と「非行」に走ったんです。
1週間眠らずに語り合い、「浮気公認」の夫婦に
こうせい:1週間くらいほとんど寝ずに話し合いました。そうしたら「人って制限されたり、がんじがらめにされると、心から望んでいなかったり、求めていなかったものに走る傾向にあるよね」という結論に至りました。
というのも、僕自身、ひとりの女の子と「非行」に走っていたわけじゃない。いろんな子と遊んでいただけで、心から浮気をしたいわけではなかった。
まりこ:だから、もう制限を外してみよう。もう好きに浮気すればいいよ、ということで「浮気公認」にしました。ただし条件があって、事後報告じゃなくて事前報告で。
あと、私も彼を追い詰めている自覚があったから、自分だけに意識を向けるようにしたり、彼に執着しないようにトライ&エラーを繰り返していました。
——浮気をきっかけに、関係を終わらせることはしなかったのですね。
こうせい:お互いに好きであることは間違いなかったから、その選択肢は一切なかったです。「こうならないためには、どうしよう?」ということを真剣に話し合っていました。
浮気公認になったから、遊び放題……ではなくて(笑)、実は一切浮気をしなくなりました。
話し合ったことでわだかりも解けて、まりこからの強い嫉妬と束縛がなくなって、ストレスがなくなった。あと「男性としての器量が上がった」と自己認識できたから、「浮気=男磨き」をする理由がなくなったので(笑)
まりこ:この件は無事に収束して、2024年には二人の間に、子どもも生まれました。
「本音で向き合うこと」が二人のルール
——おふたりが大切にしている「夫婦のルール」はありますか?
まりこ:とにかく本音で向き合うこと。たとえば「この話、重いかな」「言いにくいな」と思うことほど、先に口に出す。勇気はいりますけど、黙っているとどんどん溝が広がっていくから。
こうせい:ケンカになっても、その先にちゃんとゴールがある。意見がぶつかっても、最終的にはいい方向に進むっていう確信があるから。時には泣いたり、僕が殴られたり(笑)。でもその分だけ、本気で向き合っている証拠です。
まりこ:私たちの世代は若い頃から「波風を立てないことが大事」「我慢して丸く収めるのが大人」って教わってきました。
でもそれだと、何も変わらないんですよ。10代、20代の頃は、周囲の空気を気にして、言いたいことも言えなかった。でもそれで何かがよくなることって一度もなかったんです。
——本音でぶつかるのは、エネルギーが必要ですよね。
まりこ:時間もかかりますよ。気まずい時期もあります。数日間、口をきかないこともある。それでも「腹を割って話せる相手であり続ける」ということを、日常の中で意識しています。
こうせい:本音で話すって、別れを覚悟することでもあります。話し合っても、どうしても埋まらない価値観の違いがあるなら、終わらせるという選択もある。
でも逆に、「もうだめだ」と思うことを避け続けているほうが、時間を無駄にしてしまうんです。
——年の差だけでなく、まりこさんが再婚ということも関係していますか?
まりこ:話し合いができない関係は、いくら経済的に安定していても続ける意味がない。前の夫とは、求めるものが違っていて、話し合いすらできませんでした。
今は昔より経済的に安定していないけど、幸せです。「ちゃんと愛してくれない人と離れる強さ」が必要だというのは、つくづく感じます。
こうせい:夫婦って、一番長く一緒にいる相手ですよね。本来なら喜びや楽しみを分かち合いたいじゃないですか。それができないなら、うわべだけ幸せそうに見える関係なんて、意味がない。本音ベースで生きれば、もっと軽やかに生きられると思います。
——「仲良くする気がない相手との関係性は、悩んでいる時間が無駄」「逆に、仲良くしたい相手とは全力で向き合うべき」そう言い切る2人の笑顔は、本音で生きることの大事さを教えてくれた。
<取材・文/綾部まと>
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother
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