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「セットの方がいいのに(笑)」定食屋で“他人の注文にケチをつける”常連客が「二度と来なくなった」店側の神対応

まさかの”フォロー”に救われる

「困っている私に気づいてくれたのか、厨房の奥からおばちゃんが出てきてくれました」 定食屋のスタッフらしき中年女性が、そっと近づいてきたと思ったら、申し訳なさそうにこう耳打ちしてきたそうです。 「ごめんね、あの人パチンコに負けたんだわ、きっと。そんな時は他のお客さんに当たるのよ」 そして、お詫びなのか、頼んでもいない小皿にエビフライを1つ入れて、そっと手渡してくれたそうです。 「ちょっとだけ、救われた気持ちになりましたね。気が利くって、こういうことだなって」 その言葉と行動に、風間さんの張りつめていた気持ちも少し緩んだようです。 「そのおばちゃんの気遣いに、こっちが感謝したくなりましたよ」 風間さんは、いつもは手が出せない大きなエビフライをトレイに載せ、自慢げにその男性の横を素通りし奥の方の席について食事を始めたといいます。

スッキリしたけど、なんか気になる……

エビフライを頬張りながら、風間さんはふと目線をずらしてその“アドバイスおじさん”を見ると、やや悔しそうな顔でこちらを見ていたといいます。 「何か言いたげな顔してましたけどね。無視されて、さらに厨房のおばちゃんと仲良く話してる俺を見て、たぶん気に食わなかったんでしょう」 しかし、その視線を返すことはなく、最後まで背を向けて食事を終えた風間さん。心の中で「ざまあ」とつぶやきながら、スッキリした気分で店を後にしたそうです。 「店から出て歩きながら思ったのですが、あの男性は彼なりに親切心でアドバイスしてくれていたのかもしれません。でも、本人が善意だと思っていても、相手にとっては”ありがた迷惑”になるということを再認識させられました」 お店の中では勝ち誇った気分で一杯だった風間さんですが、翌週にお店を訪れた際に「あの人、あれから来なくなったわ。今日はゆっくり選んでね」とエビフライをサービスしてくれたおばさんの言葉に、なんだか複雑な気持ちになったそうです。 <TEXT/八木正規>
愛犬と暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
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