『ごんぎつね』の葬式を「鍋で煮て溶かしている」と誤答した小学生を「バカにできない」理由。“国語力不足”は大人にも
―[貧困東大生・布施川天馬]―
みなさんは「国語力」とは何だと思いますか? おそらく最初に浮かぶのは「文章を読んで理解する能力」でしょう。
『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(文藝春秋)にて、衝撃的な例が紹介されました。
なんと、小学校4年生の子どもたちが、ごんぎつねの葬式のシーンを「死んだお母さんを鍋に入れて消毒している」「鍋で煮て溶かしている」と解釈している様子が報告されたのです。
これは極端な例ですが、この小学生を笑える大人は意外と少ないのではないでしょうか。文章を読めていると思い込んでいる人はたくさんいますが、本当に読めている人は、ほんの一握りしかいません。
「文章が読めているはずなのに理解できない人」に足りていない最後のピースの正体をお伝えします。

※画像はイメージです
国語力とは「情報を扱う能力」
「常識」が矛盾点を気づかせてくれる
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。MENSA会員。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa)
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