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喉に刺青を入れ、頭にはシリコンを注入して“ツノを生やした”28歳女性が語る、意外な過去「ずっといじめられてきた人生」

刺青を入れたのち、ツノを生やした

せいらちん。

まるで本物のような宝石の刺青

 冒頭で紹介した、特徴的な刺青。喉に青く光る宝石を入れた理由について問うと、意外な答えが返ってきた。 「刺青を入れたいと母に相談したとき、かなり強く反対されました。何度かの押し問答があったあと、『お父さんにバレないようにしてね』みたいな念押しがあったと思います。最初に入れたのは22歳くらいのとき、耳の後ろに入れたんです。  この喉の刺青は、26歳のときだったと思います。喉の皮膚のシワが気になりだしたころ、友人がヒアルロン酸を注射したという話を聞いたんです。値段は年間の維持費で14万円ほどでした。それならば、シワも誤魔化せるし、好きな模様を彫ろうと思ったんですよね」  せいらちん。さんは刺青を入れた理由を説明する端々で「可愛いと思ったから」「可愛くなりたい」と口癖のように言う。その原点には、あのつらいいじめ体験があるのだという。 「とにかく『ブス』と外見について言われることが多かったので、可愛くなりたいという欲求に突き動かされているとは思います。もっと言えば、人間の領域を超えた存在になりたいと思うんです。“人外”というんでしょうか。人間として可愛くなりたいのであれば整形をすればいい話なのですが、整形は目を二重にしただけ他はメスを入れていません。ただ、頭にシリコンを注入して、ツノを生やしてはいるんです(笑)。20歳の自分の誕生日に、『ツノを生やしたい』と思ってやってもらいました」

やむを得ない理由で両親にすべてバレた

せいらちん。

文字通りツノが生えている

 ツノが生え、決して消えない模様を身体に刻む。厳格な父親はそんな娘の姿をどうみたのか。 「ツノも前髪があるとわからないですし、ほとんどの刺青はすぐに隠せる場所に入れていたので、しばらくばれませんでした。喉に入れたときは全然父にも会っていなくて。だからバレない予定だったんです。  ところが去年、仕事終わりに急に希死念慮に襲われて、睡眠薬を大量に飲みました。私は犬猫やうさぎ、爬虫類など合計18匹と暮らしています。私が死んだあとのペットたちのことが心配になって、元旦那に電話をしたんです。すると駆けつけた元旦那から両親に連絡が行き、東京まで来てしまって……。全部バレました。相当落胆してましたけどね」
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ペットのためにしっかり生きねば
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ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
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